昨年11月に発表されたエルサルバドルのビットコイン債の発行が再び延期されることとなった。
同国では今年の3月にも金融市場の状況が悪化しているとして発行を見送っている。

ビットコイン債の発行を再び延期

世界初のビットコイン債を発行するとして投資家からの関心を集めていたエルサルバドルであったが、今回2度目の延期となったことを同国のAlejandro Zelaya財務大臣が発表した。
同氏は当初の発行予定だった今年3月に金融市場やビットコインの価格が悪化傾向だとして延期を表明していた。
Zelaya財務大臣は2度目の延期について、『ウクライナでの戦争などで金融市場の価格が安定しておらず、良いタイミングではない』と述べている。
実際、ビットコイン債を発表した昨年11月にビットコインは750万円を突破する動きを見せたが、現在は400万円を割り込んでおり50%近い下落となっている。
一方で一部の市場関係者はこれまでの延期は地政学的な不安や価格下落が原因ではなく、リターンが不明瞭で未経験の債券であるビットコイン債に関心が低いからだと考えているようだ。
今後の発行予定についてZelaya財務大臣は「ビットコインは強く、徐々に回復している」と述べているものの、具体的な日付に関しては明かしていない。

エルサルバドルは、ビットコインを法定通貨として採用した昨年から継続的に購入しており6月1日時点では2,301BTCを保有しているが、昨年の最高値からの下落トレンドで約3800万ドル(約49.7億円)の評価損が出ているようだ。
このことに関してZelaya財務大臣は「何も売っていないのだから、国は何も失っていない」として反論している。

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この記事はNEWSBTCの「El Salvador Postpones Bitcoin Bonds A Second Time, Here’s Why」を参考にして作られています。