ブルガリアのアセン・バシレフ財務相が、仮想通貨導入の可能性を示唆している。
同国では昨年11月に新党「私たちは変化を続ける(PP)」が第1党となり、12月に4党連立政権が発足している。

ブルガリア政府が仮想通貨の決済オプションを検討

昨年12月に4党連立政権が発足したブルガリアで、仮想通貨導入の動きが出ている。
昨年11月の選挙で9月に発足した反汚職を掲げる新党「私たちは変化を続ける(PP)」が第1党として選出され、12月に「ブルガリア社会党(BSP)」、「民主主義的ブルガリア(DB)」、「There is Such a People(ITN)」との連立政権を発足させた。
新たな政権での政策を進めていく中で、同国の財務相であるアセン・バシレフ氏は、政府が「短・中期的に」仮想通貨の決済オプションの選択肢を探っていることを明らかにした。
同氏は仮想通貨の検討について、中央銀行だけでなく「仮想通貨業界のプレーヤー」とも交渉中であると述べている。
一方で、仮想通貨のマイニングのハブとして同国を発展させる可能性は否定している。

また、同氏は公約として掲げていたEUの単一通貨ユーロを2年以内に導入することを改めて強調している。
ブルガリアでは国民一人当たりの経済生産高がEU平均の半分強であることに悩まされており、EU圏内の豊かな国々との格差を縮小するためにユーロを導入することを目指している。
同氏は、ユーロへの参加によって金利を下げることで投資家の信頼を高めて取引コストを削減し、ブルガリアのビジネスを支援することになると述べている。
新政権の金融改革で仮想通貨が導入されるのか、今後の展開に注目したい。

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この記事はBloombergの「Bulgaria Won’t Waver on Euro Adoption, Finance Chief Says」を参考にして作られています。