IOTA財団は、最新のアップデートであるQubicプロジェクトについて詳細を発表しました。
IOTAは以下のようにツイートしています。
QubicプラットフォームはIOTAに最大級の貢献を見せるものになるでしょう。これにより、無限のユースケースが可能になるとともに、IOTAプロジェクトは完全なものとなります。
Source: https://twitter.com/iotatoken/status/1003305957932269568
この発表は、IOTAの投資家にIOTAチームが今後どこへ向かっていくのか、QUBICの計り知れないポテンシャルといった今後の展望を示すことが目的です。
Qubicは暗号資産(仮想通貨)界が必要としているモデルとなるよう開発されており、2012年のbitcointalkで発表された当初のQuorumベースのコインという構想とは必ずしも一致しない独自システムです。最も重要な変化はメッセージシステムと決済システムとして働くプロトコルが導入されることです。
あらかじめ述べておくと、Qubicは新しいトークンや通貨ではありませんし、ICOやairdropなどもありません。
もともとのQubicの構想には超えなければいけない壁が多く、IOTAのプロトコルはそうした問題を解決するために作られました。IOTAはIoTにおけるメッセージと決済のグローバルな規範となることが目指されており、Qubicはこの規範を追って、手数料のかからないIOTAのトランザクションにより実現に至りました。Qubicでは以下のようなことが可能となります。
QubicはQuorum-based computationの略で、Tangle内で、全般的な目的に対し、クラウドベースあるいはフォグベースで、承認なしのマルチプロセッシングが可能になります。長期的には、Qubicにより、IOTAのTangleの安全性を担保しつつ、無数のコンピューターの需要に対して世界中の使用されていない計算能力をレバレッジすることができるようになります。具体的にはオラクルマシン、アウトソーシングコンピューティング、スマートコントラクトです。
オラクルマシンについてですが、これはQubicと外界の間のレンズとして機能し、外部データにアクセスします。プロトコルは、問題のデータの一貫性について高い制度を維持しながら、データの読み取りおよび送信を可能にします。
アウトソーシングコンピューティングは文字通り、高い計算能力が得られるので処理能力が向上します。
オラクルマシンとアウトソーシングコンピューティングにより、スマートコントラクトも非常に高度なものが可能となり、コントラクトを高い精度で定義、実施し、検証する方法も得られます。
5月初頭にその存在が発表されていたIOTAのQubicプロジェクトの詳細が発表になりました。これにより高い計算能力が得られるということで、これによりIOTAの信頼が向上します。注意したいのはこのQubicプロジェクト自体はまだ導入されていないということです。しかし、ここからしっかりプロジェクトが進んでいけば、IOTAの価格が上がる可能性は非常に高いでしょう。IoTも流行の兆しを見せているので、IOTAの動向はしっかり追っていきましょう。
参考リンク: https://ambcrypto.com/iota-miota-unveils-qubic-project-messaging-and-payment-system/
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner