ロシアとウクライナの当局は、盗んだ電力で運営されているとされる多数の違法な仮想採掘施設を閉鎖。この採掘施設は、首都キエフとモスクワ周辺、そしてロシアのダゲスタン共和国で発見された。
ロシアの法執行機関と税関は、ロシアの首都に隣接するモスクワ州で、ロセティ社が運営するネットワークから大量の電力を盗難していたことを突き止めた。
モスクワ地域間輸送検事局のEkaterina Korotkova氏は以下のように説明した。
監査により、仮想通貨採掘に関連する計算を実行するように設計された機器の操作のための、電力網への不正接続、電気の盗難、および土地の違法な押収が明らかになった。
Ekaterina Korotkova氏は、仮想通貨採掘設備に不正利用された電気代は、1日あたり50万ルーブル(約76万5,000円)を超えるとしている。当局は刑事事件として捜査を開始し、仮想通貨採掘施設の所有者を起訴する方針である。
また、北コーカサスに位置するロシアの共和国、ダゲスタンでも2つの仮想通貨施設が摘発。調査の予備データによると、運営者不明で推定100万ルーブル(約153万円)の損害を与えたとされている。地元の警察はボトリフ地区で採掘者が許可なく送電網に接続されていた採掘企業を発見した。
ウクライナは近年、仮想通貨の人気上昇により導入のリーダー的存在となり。政府は仮想資産の合法化に向けた取り組みを進めている。ビットコインの採掘は禁止されていないが、まだ規制されていない。
ロシアとウクライナで違法な仮想通貨施設が閉鎖されている仮想通貨業界。電力を確保するために盗難する事業者も出てくることだろう。これからも、仮想通貨施設の電力事情について注目していきたい。
⇩この記事を読んだあなたへのおすすめ⇩
重要ファンダや相場分析レポートはアプリでも好評配信中
>>App Store >>GooglePlay Store >>詳細を見る
この記事はBitcoin.com「Russia, Ukraine Shut Down Several Cryptocurrency Farms」を参考にして作成されています。
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner