LTCが支払いプロセッサーで大きな役割を担う

Blocknetは、5/12にTwitterでライトコイン(以下LTC)がBlocknetプロトコルで利用可能になると発表しました。Blocknetプロトコルとは異なるブロックチェーンのノードを繋げる真のP2Pシステムプロトコルであり、情報や暗号資産(仮想通貨)をブロックチェーン間で転送する機能を持つことからクロスチェーンDappsを生成できる期待があります。今回のニュースはLTCがクロスブロックチェーン型分散アプリケーションで機能するようになったことを示しており、以下は実際にBlocknetが行なったツイートです。


また、Blocknetのメディアページには、LTCはブロックネットプロトコルと互換性があることから支払いプロセッサーなどのクロスチェーンdAppsでライトコインを使うことができると述べています。

Blocknetは​分散型統治システムと全てのブロックチェーンが非中央集権的に交流できるオープンソースコードを提供することを目的としており、2014年以来その規模を拡大させてきました。Block DXと呼ばれるブロックネットプロトコルが取り組まれた最初のDappでは、接続しているブロックチェーン間での取引が自由にできるようになっています。このことが起因となってLTCの価格が激しい浮き沈みを繰り返しており、LTCはこの24時間で5.75%の上昇を起こしていますが、この一週間では14.57%減少しています。

また、有名な暗号資産(仮想通貨)ウォレットであるAbraはLTCの取り扱いを開始することを発表しました。AbraのCEOであるBill Barhydt氏​の最近のつぶやきによると、モバイルアプリでLTCの入出金ができるようになったようです。LTCはEOSによってその地位を奪われていましたが、直に暗号資産(仮想通貨)の五本の指に復帰することが期待されています。

コインパートナーの見解

LTCはブロックチェーン生成速度が早く、スケーラビリティの面でビットコインに勝ることで注目が集まっていました。具体的には承認速度がビットコインの四倍という速さを持っているために支払いプロセッサーとしてLTCが使えるようになったのでしょう。​

暗号資産(仮想通貨)はイベントドリブンの性質がある以上、このニュースの報道次第ではLTCの時価総額が大きく変動する可能性があります。この一週間では大きな値下げを見せた後に現在は復調の兆しを見せていますが、市場への影響はまだまだ計り知れません。