ビットコイン採掘大手が4億3,100万ドル(約474億1,000万円)を調達

ビットコイン採掘大手のGenesis Digital Assets社は、ビットコイン採掘事業拡大のため4億3,100万ドル(約474億1,000万円)を調達した。今回の資金調達は、投資会社のパラダイム社が主導したもので、前回の1億2,500万ドル(約137億5,000万円)の資金調達から2ヶ月も経っていない。

今回の資金調達には、NYDIG社やStoneridge社、FTX社やRibbit社、Electric Capital社Skybridgeなどが参加している。

Genesis Digital Assets社の取締役会に加わったパラダイム社の共同創業者兼マネージングパートナーのマット・ファン氏は、次のように述べている。

10年近くかけて、世界で最も印象的なビットコイン採掘事業を構築してきました。事業を継続的に拡大し、ビットコイン採掘をさらに効率的にするために必要なものをすべてもっており、私たちはミッションをサポートできることに興奮しています。

Genesis Digital Assets社は、今後12か月でビットコインの取引量の容量を大幅に増やすことを計画している。現在の容量は約170MWであり、合計の取引量の容量は3.3EH/sに相当し、来年には11.9EH/s近くまでの増加を予定している。最近の豊富な投資で、同社は野生的な拡大計画を達成することを可能にするかもしれない。

Genesis Digital Assets社の最高経営責任者であるマルコ・ストレング氏は、2023年までに1.4GWにするという目標を掲げている。今回調達した資金は、クリーンエネルギーに容易にアクセスできる場所でのビットコイン採掘事業の拡大に使用すると述べた。戦略的な投資家を迎え、共にミッションを実行することを楽しみにしているとしている。

Genesis Digital Assets社は、2013年からビットコイン採掘企業として、20以上の産業規模のビットコイン採掘施設を建設してきた。10億ドル(約1,100億円)以上のビットコインを採掘している。4月に9,300万ドル(約102億3,000万円)相当のCanaan社のビットコイン採掘装置ASICSを購入し、6月にも1万台を購入している。

ビットコイン採掘が盛んになっている仮想通貨業界。取引量の増加を見込んで今後も盛り上がっていくことだろう。だが一方で、環境に対する配慮も重要な要素となる。これからも、ビットコイン採掘と環境との関係について注目していきたい。

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この記事はBITCOIN MAGAZINE「BITCOIN MINING GIANT GENESIS DIGITAL ASSETS RAISES $431 MILLION」を参考にして作成されています。