オンチェーンアナリストのウィル・クレメンテ氏がビットコインの8月の急上昇について見解を述べている。
同氏はビットコインが強気であることを複数のデータが示していると説明している。

ビットコインの強気の兆候が強まる

著名オンチェーンアナリストのウィル・クレメンテ氏は、ビットコインが47,000ドル(約515万円)を突破して急上昇している中で、このラリーの強さについて考察している。
まず同氏はクジラの動きに注目しており、1000BTC以上を保有するクジラがここ数週間で50億ドル(約5480億円)以上のビットコイン蓄積したと述べている。

ここ1~2週間で最も興味深い動きの一つは、1000BTC以上のクジラの保有量が増加していることです。
これは、取引所やグレースケール、QBTCなど、チェーン上で認識できる大きなエンティティを除外した後の数字です。
7月27日以降、クジラは107,150BTCを保有量に加えています。


(出典元:glassnode)
次に同氏は、今回のビットコインのラリーがデッド・キャット・バウンス(一時的な反発)なのかを判断するために、長期保有者の動向を分析している。
同氏によると、2017年のデッド・キャット・バウンスでは6カ月間以上ビットコインを保有していた投資家から大規模な売りが出たものの、今回は同じような行動は見られないため、オンチェーンの観点からはデッド・キャット・バウンスではないと判断できるとのことだ。

そして、トレーダーがビットコインのデリバティブや先物市場に大きく投機しているかどうかを判断するために、資金調達率とレバレッジ比率にも注目している。

2月の同価格帯と比較して、資金調達率が非常に低いことは、このラリーがより健全であり、デリバティブではなくスポット主導であることを示しています。
レバレッジも、2月にビットコインが同じ価格水準にあったときに比べて相対的に低くなっています。
これも今回のラリーが健全であることを示しています。

果たしてビットコインは再び過去最高値を突破する上昇を見せるのだろうか、今後の展開に注目したい。

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この記事はTHE DAILY HODLの「Is Bitcoin Doing a Head Fake? On-Chain Analyst Will Clemente Looks at Strength of BTC Surge to $47,000」を参考にして作られています。