ブラジルの連邦裁判所は、連邦警察が押収した110万ドル(1億2100万円)のビットコインの売却を命じた。
ビットコインの売却は、国内最大の取引所であるMercado Bitcoinによって行われた。
連邦警察は、仮想通貨投資会社であることを装いポンジースキームで運営されていたとされるTradergroup社から販売されたビットコインを押収した。
ポンジースキームとは、出資してもらった資金を運用し利益を還元するとしておきながら、後から参加する出資者から新たに集めたお金を配当金などと偽って渡すことである。
ビットコインの売却を命じた連邦検察官Alexandre Senra氏は、次のように述べている。
Tradergroup社の被害者の中には、投資したお金の返還を求めて主に州裁判所に訴訟を起こしている人がたくさんいます。今回、このお金の一部が返還されることになりましたが、すべてではありません。
ブラジルの連邦裁判所が、取引所を介して仮想通貨資産の売却を命じたのは初めてだが、ブラジル当局が仮想通貨関連の犯罪に関する規制が緩いことを意味するものではない。
急速に普及していく仮想通貨のビットコイン。資金運用の商材として利用されていくことだろう。だが一方で、不正な運用を監視する体制も重要な要素となる。これからも、仮想通貨と不正運用の監視について注目していきたい。
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この記事は、 Bitcoin.com「Brazilian Court Sell $1.1 Million in Bitcoin Seized by Federal Police」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner