米通貨監督庁の長官代行や米コインベースの最高法務責任者を歴任し、バイナンスUSのCEOに就任したブライアン・ブルックス氏が辞任することを発表した。
同氏は今年5月から就任しており、わずか3ヶ月での辞任となった。
米通貨監督庁や米コインベースなどの多くの金融・フィンテック企業で重役を務め、今年5月からバイナンスUSのCEOとなったブライアン・ブルックス氏が辞任を表明した。
同氏はTwitterで辞任の報告を行い、『戦略の方向性の違い』が辞任の理由であることをほのめかしている。
仮想通貨コミュニティの皆様、こんにちは。
私がBinanceUSのCEOを辞任したことを皆さんにお知らせします。
戦略の方向性の違いはありますが、私は元同僚の成功を願っています。
今後はエキサイティングな新しいことが待っているでしょう。
Greetings #crypto community. Letting you all know that I have resigned as CEO of @BinanceUS . Despite differences over strategic direction, I wish my former colleagues much success. Exciting new things to come!
— Brian Brooks (@BrianBrooksUS) August 6, 2021
同氏の発表の直後にバイナンスCEOのChangpengZhaoは、ブルックス氏のこれまでの功績を労う声明を出し、バイナンスUSの事業には自信を持っており、ユーザーに影響を与えないことを保証していると発表した。
ブライアン氏のBinanceUSでの活動は非常に貴重であり、今後も仮想通貨業界の成長に欠かせない存在として、業界を前進させる規制を提唱してくれることを期待しています。
彼の今後の活躍を期待しています。
Brian's work for https://t.co/hSHrrlF7o7 has been invaluable and we hope he will continue to be an integral part of the crypto industry’s growth, advocating for regulations that move our industry forward. We wish him the very best in his future endeavors. https://t.co/ya1sEmVyPb
— CZ 🔶 Binance (@cz_binance) August 6, 2021
この数か月の間に規制強化によって影響を受けているバイナンスであるが、また一つ取引が制限されることになった。
同社は今回、香港でのデリバティブ取引を終了すると発表し、新規にデリバティブ口座を開設することを停止した。
既存のユーザーは新規でポジションを持つことはできず、後日提示する日から90日以内に未決済のポジションを決済しなければならないとのことだ。
これまで同社はイタリア、ドイツ、オランダでデリバティブ取引の停止を発表しており、先日はマレーシアで事業停止の命令が下り、他の国でも同社への警告が続くなど規制強化の影響が強まっている。
日本の金融庁も無登録で事業を行っているとして同社に警告しているため、今後のバイナンスのサービス展開に注意していきたい。
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この記事はTHE BLOCKの「Brian Brooks resigns as CEO of crypto exchange BinanceUS」を参考にして作られています。
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著者: CoinPartner 編集部 atsusi