アブハジア当局は、違法に運営していた2つのマイニングファームを閉鎖したと発表した。2つのマイニングファームでは電力を補うために電線へ不法に接続していた。アブハジア当局は合計82台のマイニングマシンを押収したと見られる。同様の違法行為は、同じ東欧諸国であるウクライナでも確認されている。
アブハジア(共和国)は、ジョージア領内で独立を主張している国である。日本は独立を認めていないものの、ロシアやベネズエラ、シリアなどは独立を認めている。
違法な2つのマイニングファームはOchamchira地区で運営されており、盗んだ電気を使用してマイニングマシンを稼働させていた。アブハジア共和国内では慢性的に電力不足が発生しており、アブハジア当局は原因を「マイニング事業者のせい」と主張している。
2018年にアブハジア当局は "マイニングとハードウェアの輸入を「一時的に」禁止する措置" を導入していたものの、監視の目をかい潜ってマイニングマシンの輸送やマイニングが行われていたようだ。当局はこの措置を2022年3月まで延長し、違反者には罰金を導入、電力の違法使用を犯罪として、多くのマイニング事業者が閉鎖に追い込まれている。
アブハジア共和国は、マイニング事業を全面的に禁止するのでなく、規制を敷きながら合法化する道を探っているようだ。現在は交流のあるロシアとの間で、電力の追加供給の交渉を行っている。アブハジア共和国は違法行為を排除し、国内での仮想通貨事業の拡大を目指している。
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この記事は、news.bitcoin.comの「Abkhazia Shuts Down 2 Crypto Farms, Seizes Mining Hardware」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner