仮想通貨データ分析会社のMessari社は、イーサリアムネットワークは2021年上半期で2.5兆ドル(約275兆円)の取引を決済したと発表した。同社のシニアリサーチアナリストのRyan Watkin氏は、この数字は年末までに8兆ドル(約880兆円)に達する勢いであると述べている。
Watkins氏によると、この急増は主に分散型金融(DeFi)と安定型コイン(ステーブルコイン)のブームによるものと述べている。
2021年の4月から6月にかけて、分散型取引所(DEX)の取引量は4050億ドルに達しました。前年同期比で117倍、第1四半期の数字からは83%の増加を記録しています。また、当社の第2四半期のDeFiに関する調査によると、レンディングプラットフォームのローン残高も、この四半期で44%増加しています。
レンディングプラットフォームとは、ステーブルコイン(ダイなど)を担保とすることで、イーサリアムの貸し出しを受けることができるサービスである。Watkins氏は、イーサリアムに関連するサービスの伸びは顕著であり、2021年の下半期もさらに伸び続けると予想する。
イーサリアムは、トランザクション詰まりやGas代高騰などスケーラビリティ問題を抱えていますが、ロールアップ(Optimistic Rollup)の技術により、それらを解決することが期待されています。
イーサリアムは今後アップデートを控えており、さらなる市場拡大へとつながると主張する。
ステーブルコイン(テザー、セロドル、ダイ、ベーシスなど)の合計の時価総額は、2021年第2四半期に1,070億ドル(約11兆7000億円)に達し、第1四半期比で70%増加した。取引高は第2四半期中に1.7兆ドル(約187兆円)を記録し、前年同期比で1,090%、第1四半期比で59%の増加となった。
多くのステーブルコインの発行はイーサリアム上で行われている。DeFiの台頭や、ステーブルコインの拡大により、イーサリアムの需要はさらに高まることが予想される。
⇩この記事を読んだあなたへのおすすめ⇩
重要ファンダや相場分析レポートはアプリでも好評配信中
>>App Store >>GooglePlay Store >>詳細を見る
この記事は、dailyhodl.comの「Ethereum Could Settle $8,000,000,000,000 in Transactions This Year – Here’s What’s Behind the Surge」を参考にして作成されています。
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner