エルサルバドル議会が、ビットコインを法定通貨として認める法案を"世界で初めて"可決した。

ナジブ・ブケレ大統領が提出したこの法案は84票中62票で可決され、圧倒的な票数を獲得する結果となった。

エルサルバドルでビットコインが"法定通貨"に

仮想通貨カンファレンス「Bitcoin 2021」にて「ビットコインを法定通貨とする旨の法案を議会に提出する」とエルサルバドル大統領が語ったことが世界中で大ニュースとなったが、早々にその言葉が現実のものとなった。

ナジブ・ブケレ大統領が提出した法案はエルサルバドル議会において、84票中62票を獲得し、超過半数で法案が正式に可決された。この法案は、官報に掲載されてから90日後に発効することになる。

62票で立法院本会議は、エルサルバドルが#ビットコインを法定通貨として採用する#LeyBitcoinを承認しました。

新議会は歴史を作り続けています。

LeyBitcoinは、@AsambleaSVにおいて適格な多数決で承認されました。
84票中62!
歴史的!#BTC

全16条からなる法案ービットコインを支払手段として受け入れる義務がすべての経済主体に適用

この法案は全16条から構成されているが、第1条ではまず制度目的を明確なものとしている。

この法律の目的は、ビットコインを自由な力を持つ無制限の法定通貨として規制することであり、あらゆる取引において無制限であり、公的または私的な自然人または法人が遂行を必要とするあらゆる権利に対応するものである。

今回議会が承認した法案において重要な事柄は、「すべての経済主体がビットコインによる支払いを受け入れることを義務付ける条項」が含まれていることだ。

さらにビットコイン取引はキャピタルゲイン税の対象にはならず、ビットコインで税金を支払うことも認められている。

また14条は「仮想通貨を迅速に米ドルに換金することを保証する」という趣旨の内容となっており、ビットコインが抱えるボラティリティー問題を軽減する対策を取っている。

この法律が発効する前に、国は、エルサルバドル開発銀行(BANDESAL)での信託の設立を通じて、国が提供する代替手段に必要なビットコインの米ドルへの自動かつ瞬時の変換を保証します。

今日という日は、ビットコインにとって歴史的な日となった。世界で初めてビットコインを法定通貨として受け入れたエルサルバドルだが、この事柄はビットコインにとって、仮想通貨にとって、そして国家施策にとって今後の大きな試金石となるだろう。

⇩この記事を読んだあなたへのおすすめ⇩

重要ファンダや相場分析レポートはアプリでも好評配信中

>>App Store >>GooglePlay Store >>詳細を見る

この記事は、U TODAYの「UPDATE: El Salvador Passes Groundbreaking Bitcoin Bill with Supermajority」を参考にして作成されています。