元リップルパートナーである送金会社MoneyGramが、仮想通貨取引所Coinmeとの提携を発表した。

この提携によりユーザーは、米国内にある数千のMoneyGramの実店舗で仮想通貨を引き出すことができるようになった。

大手国際送金会社がビットコインアクセスを拡大へ

送金会社MoneyGramが、仮想通貨取引所Coinmeとの提携を発表した。この提携により、ユーザーはMoneyGramの店舗で現金を使ってビットコインを素早く簡単に売買することが可能となる。

国境を越えたP2P支払いと送金の世界的リーダーであるMoneyGramInternationalと、米国最大の認可を受けた仮想通貨取引所であるCoinme Inc.は本日、デジタル通貨の購入と販売の現金による資金調達と支払いを可能にする新たな提携を開始することを発表しました。

MoneyGramの最新のモバイル・API駆動型決済プラットフォームとCoinme独自の仮想通貨交換・保管技術を活用したこの提携により、米国内の何千もの新しい販売拠点にビットコインが導入され、2021年後半には一部の国際市場にも拡大する計画です。

MoneyGramCoinmeの提携により、今後数週間のうちにCoinmeユーザーは現金で仮想通貨を購入したり、米国内にある数千のMoneyGramの実店舗で仮想通貨を引き出せるようになる。

MoneyGramCEOであるAlexHolmes氏は声明の中で、「この提携によって新たな顧客層を獲得することができる」と述べている。

この革新的なパートナーシップは、当社のビジネスを全く新しい顧客層に開放します。当社は、Coinmeとの間で橋渡しをしてビットコインを現地のフィアット通貨に接続することで、暗号から現金へのモデルを初めて開拓しました。

当社独自のグローバルネットワークは非常に価値のある資産です。当社のネットワークを新たな用途に合わせて収益化することで新たな成長を実現するために、当社のプラットフォームをCoinmeに開放することに興奮しています

また、CoinmeCEOであるNeil Bergquist氏は次のようにコメントした。

MoneyGramは80年の歳月をかけて、世界最大のP2P決済ネットワークを構築してきました。そのグローバルなインフラと当社のライセンスを受けた暗号交換技術を統合することで、当社のシステム全体で現金による仮想通貨の売買を可能にします。

これは、ビットコインと仮想通貨のコミュニティにとって大きな節目であり、信頼できる簡単で手頃な価格のデジタル通貨への移行によって恩恵を受ける何百万人もの人々にとっても重要なことです。

このサービスは、今後数週間のうちにマネーグラムの一部の店舗で利用可能になるとのことだ。そしてその後、他の国においても段階的に利用可能となると伝えられている。

コインパートナーの見解

2019年6月からリップル社とパートナーシップ契約を結んでいたMoneyGramだが、SECとの訴訟問題も絡みこの契約は3月にお互い合意の元で正式終了となった。MoneyGramはまたビットコインを用いた新たな方向に舵を切ったが、この提携はどのような実を結ぶのか。実績ある会社ということもあり、多くのユーザーが期待を寄せる事柄となるだろう。

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この記事は、U TODAYの「Former Ripple Partner MoneyGram Turns to Bitcoin」を参考にして作成されています。