大きな注目を浴びていた米国最大の仮想通貨取引所Coinbaseの上場初日は、328.28ドル(約35,782円)で取引を終えた。
これにより同社の評価額は約860億ドル(約9.3兆円)となり、Nasdaq史上最大の直接上場となった。

仮想通貨取引所CoinbaseがNasdaq上場

以前から大注目となっていた米国最大の仮想通貨取引所CoinbaseがついにNasdaqに上場した。
参考価格とされていた250ドル(約27,250円)を大きく上回る381ドル(約41,529円)の初値をつけると、一時428.94ドル(約46,754)までの上昇を見せた。
その後は下落傾向となり、最終的には328.28ドル(約35,782円)で取引を終えることとなった。
また、下記のチャートで分かるように、同社のティッカーシンボルは「COIN」となっており、この銘柄略称を使用できることが米国最大の証券取引所のニューヨーク証券取引所ではなくNasdaqを選んだ1つの理由だと、同社CFOのAlesia Haasは語っている。

(参考 TradingViewのCOINUSDチャート 1分足)
そして同社の評価額は約860億ドル(約9.3兆円)となり、これまで直接上場した他の企業を大きく上回り、Nasdaq史上最大の直接上場となった。

(出典元:THE BLOCK)
Coinbaseは先週、第1四半期の利益が7億3000万ドルから8億ドルになると予測していることを発表した。
この数字は、2020年全体で得た利益の2倍以上となっており、仮想通貨取引がいかに多くなっているのかが窺える。

コインパートナーの見解

米国最大の仮想通貨取引所Coinbaseが上場したことで、更に多くの人々が仮想通貨に興味を持つことは間違いないだろう。
数年前までは多くの機関投資家がビットコインを含む仮想通貨を否定しており、資産として見なされていなかった。
しかし、現在では企業が価値の保存手段としてビットコインを購入するまでに至っており、仮想通貨を取り巻く環境が一変している。
今回のCoinbase上場は仮想通貨が人々の身近な存在になる歴史の大きな一歩として刻まれることになるだろう。
この上場を機に仮想通貨の透明性が高まり、個人投資家・機関投資家問わず、仮想通貨を保有する人が増えていくことに期待したい。

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この記事はTHE BLOCKの「Coinbase's first day on Nasdaq ends with an $85.7 billion valuation」を参考にして作られています。