2021年第1四半期、ビットコイン(BTC)を筆頭に仮想通貨市場への資金流入が止まらない。
デジタル資産関連データ分析を行うCoinSharesが報告したデータによると、2021年第1四半期における仮想通貨市場への資金流入量は45億ドルを超えたという。これは、1年前と比較して約11%もの増加に相当する。
相次ぐ機関投資家らの市場参入が後押しとなり、仮想通貨市場の成長は加速の一途をたどる。
(Source:https://finbold.com/crypto-inflows-hit-a-record-4-5b-in-q1/)
2021年第1四半期、ビットコインやイーサリアム(ETH)をはじめとした仮想通貨市場の成長が著しい。
デジタル資産関連データ分析を行うCoinSharesが報告したデータによると、2021年第1四半期における仮想通貨市場への資金流入量は45億ドルを超えた。これは、2020年の同時期と比較すると約11%もの増加に相当する。
このうち、ビットコイン(BTC)市場への資金流入量は約35億ドルにもおよぶ。ビットコインとともに仮想通貨市場を牽引してきたイーサリアム(ETH)市場への資金流入量は、約7億6,500万ドルでこれに続く。
上記現状について、仮想通貨プラットフォームOANDAにてアナリストを務めるEdward Moyaは、「ビットコイン以外のアルトコイン市場の台頭」に関しても言及した上で、以下のようにコメントしている。
「現在仮想通貨市場全体の勢いが増しており、ビットコイン以外の他の通貨がどこに向かっているのか人々は懸命に注目しています。」
2021年第1四半期の動きとして注目するべきは、ElonMusk氏率いるテスラ(Tesla)社による15億ドル規模のビットコイン購入だろう。同氏は自身のTwitterにて、ビットコインのみならずドージコイン(Dogecoin/DOGE)に言及したことで仮想通貨業界を盛り上げるなど、いまや市場にとって多大な影響をおよぼす人物のひとりとなった。
そして2020年3月半ば頃には、ビットコイン価格が「1BTC=61,000ドル」に到達して過去最高価格を更新。仮想通貨市場は過去最高水準に匹敵するほどに大きな飛躍を遂げた期間だと言えるだろう。
昨今の仮想通貨市場の急激な成長は、紛れもなく機関投資家の存在が大きい。
2020年、MicroStratagy社がついにビットコイン市場へと参入。これに追随するかのように、Square社やMassachusetts Mutual社など世界的大手企業らも立て続けに仮想通貨市場参入に踏み切った。ビットコイン市場における“機関投資家”の存在感は日々強まりつつある。
こういった機関投資家らの影響は仮想通貨市場の多方面に表れている。
前述のとおり、ビットコイン価格は歴史的な上昇を記録。さらに仮想通貨市場におけるボリュームも、デイリー平均116億ドルにまで到達して過去最高水準に。これは、実に2020年第4四半期に記録された“約35億ドル”と比較すると3倍以上もの大幅増加に相当する。また、ここ最近はビットコインのみならずその他アルトコインの台頭も著しく、XRPは先日「100円」を突破した。
こういった現状にかんがみても、機関投資家はビットコインなどの仮想通貨市場の成長にとってきわめて大きな影響をおよぼしていることが明白だ。世界各国各地域において機関投資家のこういった動きがますます加速していく場合、ビットコイン及びその他仮想通貨市場はさらなる発展をも遂げていく可能性が高い。今後も引き続き、機関投資家・各大口投資家(クジラ)の動向に注目しておく必要がある。
この記事は、finbold.comの「Cryptosurrency News: Crypto inflows hit a record $4.5B in Q1 fueled by institutional participation.」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta