リップル社がUber元幹部を東南アジアエリア責任者に起用

リップル社はプレスリリースで、UberとGoldman Sachs元幹部のBrooks Entwistle氏を東南アジアのマネージング・ディレクターとして迎えることを発表した。Entwistle氏は、シンガポールで同社の東南アジアエリアを指揮する任にあたることになる。

 リップル社は東南アジアを「RippleNetにとって最も成長率の高い市場」との見解を示しているが、RippleNetのジェネラルマネージャーであるAsheesh Birla氏は、この発表にあたって以下のようにコメントした。

この地域の多くのフィンテック、ペイメントサービスプロバイダー、中小企業の間でRippleNetが採用されていることで、東南アジアは顧客の需要と取引の成長の両方において我々にとって最大の市場となっています。リップル社がこの地域での驚異的な成長をさらに進めるための努力を倍加させる中で、Brooks氏を責任者として迎え入れることができて興奮しています。

Brooks Entwistle氏は、UberGoldman Sachsで活躍した人物だ。Uber時代はアジア太平洋地域でチーフ・ビジネス・オフィサー(国際部門)として地域の成長戦略を指揮し、Goldman Sachs時代は東南アジア事業の牽引に努めた。

同氏は以下のようにコメントしている。

私はリップル社に参加して、この重要な地域での会社の足跡を拡大することに興奮しています。過去30年間、金融サービスとテクノロジーの両方の業界で企業の設立と拡大を支援してきましたが、金融とテクノロジーの融合を考えると、リップル社のような業界のリーダーに参加することは当然の選択でしたし、決済のイノベーションが加速しているこの地域ではなおさらです。東南アジアでのリップルネットの導入により、金融の未来を促進するために、この優秀なチームを率いることを楽しみにしています。

リップル社は、1月にも元AmazonのDevraj Varadhan氏をエンジニアリング担当上級副社長(SVP)として迎えるなど経営陣の強化を続けている。

AmazonからDevraj VaradhanRippleの新しい#Engineering SVPとして、#IoVを可能とするインフラストラクチャ構築チームを率います。顧客中心のテクノロジーを構築するための彼のアプローチについて学びます。

経営陣強化と地盤固めに動いているリップル社。SECとの訴訟問題など解決すべき事柄は山積みだが、技術面においては今後もさらに期待がかかる存在となっていくだろう。

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この記事は、THE DAILY HODLの「Former Uber and Goldman Sachs Executive Joins Ripple」を参考にして作成されています。