高い仮想通貨普及率を誇るナイジェリア。
昨年9月にブロックチェーン分析会社Chainalysisによって発表された世界154ヶ国を対象とした仮想通貨利用状況レポートでは、ナイジェリアは世界8位となっている。
そのナイジェリアでは先月から仮想通貨取引の禁止指令がナイジェリア中央銀行(CBN)から出されていたが、CNBのゴッドウィン・エメフィエレ総裁がその態度を軟化させたことがTodayNGの報道によって明らかになった。
CBNのアダム・ラムテック副総裁は、エメフィエレ総裁による通告がナイジェリア国民の仮想通貨購入・取引・販売を禁止した訳ではないと述べ、あくまで銀行を守るためだったと強調した。
CBNは仮想通貨の使用について制限を設けておらず、仮想通貨取引を禁止している訳ではありません。我々が行ったのは銀行による仮想通貨取引の禁止です。
CBNは2月5日にナイジェリア国内の全金融機関に対して仮想通貨取引関連の銀行口座の提供は禁止されていると通告し、仮想通貨取引所で取引を行っている個人と事業体を特定し、直ちにその銀行口座を閉鎖するよう指示していた。
CBNによる仮想通貨禁止の影響で、ナイジェリアではビットコインにプレミアが付いている。
本日12時現在のビットコイン価格はアメリカでは57,400ドル(約624万円)であるのに対して、ナイジェリアでは3,975万ナイラ(約96,717ドル:約1,052万円)と1.6倍以上の価格で取引されている。
(参考:Investing.com BTCNGN 1日足チャート)
アフリカで最大の人口と経済規模を誇るナイジェリアで仮想通貨の取引が活発化すれば市場に影響を及ぼす可能性もあるだろう。
今後のナイジェリアの動向にも注目だ。
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この記事は、ZyCryptoの「Sources Claim Nigeria’s Bitcoin Ban Has Been Lifted」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner