中国テック企業"Meitu"が、香港証券取引所上場の中国企業では初となるビットコイン・イーサリアムの購入を発表した。
同社は約379BTCと15,000ETHを購入し、その目的として『成長性への投資』や『リスクヘッジ』などを挙げている。
中国のテック企業Meituが仮想通貨業界に参入し、ビットコインとイーサリアムを購入したことが同社のプレスリリースによって明らかになった。Meituは約379BTC(1,790万ドル相当)と15,000ETH(2,210万ドル)相当を購入し、今後さらに最大1億ドルを仮想通貨へ投資する旨を示唆している。
イーサリアムを15,000ユニット、ビットコインを379.1214267ユニット購入しています。2021年3月5日にそれぞれ2,210万ドル、1,790万ドルで購入しました。これらの購入は、あらかじめ取締役会で承認された仮想通貨投資計画に基づいており、既存現金で最大1億ドル相当の仮想通貨を購入します。
Meitu社はスマートフォン・PC向けの画像/動画加工アプリ『Meitu』をリリースしている会社として知られている。中国国内のみならず世界中でこのアプリは使われており、全ユーザー数が億単位にまで上っている人気アプリだ。
同社が仮想通貨購入を決定づけた理由としては、以下の点などが挙げられている。
・ブロックチェーン業界の成長性への投資
・ポートフォリオ分散化によるリスク管理
・ブロックチェーンによる技術革新を受け入れる姿勢を対外的に示すため
・イーサリアムを利用した分散型アプリケーション(dApps)を立ち上げ検討
ブロックチェーン技術は、モバイルインターネットがPCインターネットやその他多くのオフライン産業を崩壊させたのと同様に、既存の金融業界とテクノロジー業界の両方を崩壊させる可能性を秘めていると理事会は考えています。また理事会は、ブロックチェーン業界はまだ初期段階にあり、2005年頃のモバイルインターネット業界に似ていると考えています。
このような背景から当社は、仮想通貨は価値が上昇する余地が十分にあり、また自己資金の一部を仮想通貨に割り当てることで、現金を保有することへの分散化を図ることができると考えます。さらに重要なことは、当社グループが技術の進化を受け入れるというビジョンと決意を持っていることを投資家やステークホルダーに示し、ブロックチェーン業界への進出を準備していることを示すことです。
中略
当社グループは現在、イーサリアムベースのdAppの立ち上げを含む様々な海外事業へのブロックチェーン技術の統合の実現可能性を評価しています。
今回のMeituの動きは、香港証券取引所上場の中国企業では初のビットコイン・イーサリアム購入事例となる。技術面への期待感や、仮想通貨をリスクヘッジ資産として考えるその姿勢は、他の中国企業にも影響を与えることになるのだろうか。また新たな注目企業がひとつ加わった。
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この記事は、U TODAYの「Chinese Tech Company Puts $40 Million Into Bitcoin and Ethereum」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 Takahashi