ElonMusk氏がビットコイン購入を公にしたことにより、ビットコイン市場は大いに賑わった。
この記事では、同氏がビットコインと同じく注目する"ドージコイン"について触れていく。

ElonMusk氏はビットコインとドージコインに注目

ElonMusk氏がCEOを務めるTeslaが約15億ドル相当のビットコインを購入したニュースは、世界の投資家・企業を震撼させた。このニュースの影響もあり、ビットコインは日本円で500万円の大台をも一時突破している。

Teslaの指揮をとっているElonMusk氏は、以前からビットコインに大きな関心を寄せていたが、大きな事柄としては以下の動向が挙げられる。

・音声型SNS”Clubhouse”で「私はビットコインを支持しています」と発言
・Twitterのプロフィールを「#bitcoin」に一時変更
・ビットコインに力を入れている企業である”MicroStrategy” CEOのMichael Saylor氏に、ビットコインについて質問

一方で、ElonMusk氏は「ドージコイン」にも大きな関心を寄せている。26日には、「地球の将来の通貨は”DOGE”他のすべての仮想通貨か?」とフォロワーに質問を投げかけ、全2,432,725票もの回答を集めた。

同氏とドージコインの繋がりは2019年にまで遡る。この年のエイプリルフールに行われたドージコインCEO選出企画による投票の結果、ElonMusk氏が選出された。これにより、同氏は折に触れてドージコインへ言及をするようになった。今年129日にドージコインにTwitterで触れた際には、約0.007ドル台だった価格を一気に0.07ドル台まで、約10倍にまで引き上げている。

そもそもドージコインとは

ドージコイン(Dogecoin/DOGE)とは、ackson Palmer氏とBilly Markus氏によって2013年に開発されたアルトコイン。柴犬をモチーフとしており、2013年に流行したインターネット・ミームを参考として生まれている。

~特徴~
・発行枚数が制限されていない→需要と供給のバランス◎
・価格が比較的安定
・低価格アルトコインとの交換に使われるケースが多い

当記事執筆時点(2/10 12)での仮想通貨時価総額ランキングでは、Bitcoin Cashに次ぐ11位を記録している。

出典:Coinmarketcap

⇩ドージコインの詳しい記事はこちら⇩

ドージコインの今後は?

ビットコインが高騰したこともあり、ElonMusk氏注目のコインとして同じく高騰が期待されるドージコイン。今後さらに期待が高まる同通貨だが、仮想通貨取引所BinanceCEOであるChangpeng Zhao氏は同通貨の長所とリスクを分析した。

#Dogeのいくつかの長所/リスク。
長所:クールで楽しい/PRマネージャー@elonmusk/「コアチーム」が存在しないという意味で分散化されている。それは放棄されている。
リスク:1つのアドレスが全体の27%を保持/上位20のアドレスが全体の50%以上を保持/その意味では「中央集権的」に近い。

同氏は、ドージコインは「コアチーム」を有していないという点から「分散型」ではあるものの、1つのウォレットが多くのドージコインを保有しているという事実から「中央集権型」となっていると指摘している。

同氏によると、1つのウォレットがドージコインの20%以上を保有しており、さらにトップ20のアドレスが全体の50%以上を保有しているという事実には注意が必要とのことだ。これらのウォレットは多大な影響力を持っており、ひとつ動きを見せれば、同通貨の価格や時価総額などに大きな変動をきたす可能性は十分にあるだろう。

Changpeng Zhao氏は、「上記のデータが100%正しいかどうか、交換またはマイニングプールのアドレスなどであるかどうか、または誰がそれらを所有しているかはわからない」と追記

とはいえ、このウォレットはしばらく動いておらず、休眠状態にあるようだ。ElonMusk氏がまたドージコインに触れることがあれば、一気に1ドルを突破し、「テスラ砲」が再び炸裂するかもしれない。

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この記事は、ZyCryptoの「Before buying a piece of the DOGE pie, here’s what you must know」を参考にして作成されています。