アメリカがん協会が、”仮想通貨寄付基金”を立ち上げたことを発表した。

同協会は、ビットコインやイーサリアムによる寄付を募ることで、がんとの闘いを支援するよう求めている。

アメリカがん協会がビットコインなどによる寄付を受付開始

アメリカで最も著名な非営利団体の1つである”アメリカがん協会(American Cancer Society)”は、「Cancer Crypto Fund」を立ち上げ、仮想通貨への取り組みを強化した。

ACSのホームページには「お客様からの仮想通貨の寄付は課税控除の対象となり、COVID-19による資金不足を補うことで当社のミッションを支援することができます」と記載された専用ページが立ち上げられている。

The Giving Blockとのパートナーシップで設立されたCancer Crypto Fundは、仮想通貨による寄付で少なくとも100万ドルを迅速に調達することを目指しており、目標は2021年初頭であるという。

また同協会は、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインなど8通貨による寄付を受け入れるとのことを発表した。

さらに、この基金は高額寄付者にインセンティブを提供しており、25万ドルを最初に寄付した人は基金に自身の名前を付ける権利を、1万ドル以上を寄付した人はCrypto Cancer Fund Wall of Honorに自分の名前を掲載する権利を手にする。

ACSの暫定最高デジタル責任者であるJeff Klaas氏は以下のように述べている。

できるだけ多くの人に私たちのミッションに参加してもらいたいのです。そのためには、人々がいつ、どこで、どのようにがんと闘うことができるかを確認する必要があります。これを可能にするThe Giving Blockの仕事に感謝します。

また、Giving Blockの共同ファウンダーであるPat Duffy氏は以下のように語っている。

私は仮想通貨ががんの治療に重要な役割を果たすと信じています。ビットコインが史上最高値を更新したことで、この新しいファンドの創設は、急成長する仮想通貨市場に命を救う道を開くことになります。

同協会は1946年以来がん研究に49億ドル以上を投入しているが、Cancer Crypto Fundへ寄付もがん研究に直接投入されるとのことだ。

この取り組みにより、さらに多くの人が仮想通貨に興味と関心を示すことになるだろう。

あらゆる業界にとって、ビットコインをはじめとする仮想通貨は選択肢のひとつに加えられつつある。

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この記事はDecryptの「American Cancer Society Starts 'Crypto Only' Donation Fund」を参考にして作られています。