グッゲンハイム・インベストメンツ・グローバルCIOScott Minerd氏が、2021年における仮想通貨ビットコイン(BTC)価格変動の予測を公表。

同氏は、ビットコイン価格は再び「20,000ドルまで下落」するとの見方を主張し、すでに「ピークを終えた可能性が高い」との見解を示した。

「ビットコイン価格は20,000ドルまで暴落、2022年まで高値更新はない。」=大手資産運用会社CIO

米資産運用会社グッゲンハイム・パートナーズ(Guggenheim Partners)CIO(=Chief Investment Officer/最高投資責任者)を務めるScott Minerd氏が、2021年におけるビットコイン価格変動について自身の予測を公表した。

同社は、アメリカに拠点を置く世界的大手資産運用会社で、その運用総額は2,300億ドルをも超える。

今週CNBCのインタビューに応じた同氏は、ビットコイン価格が再び「20,000ドル(=約207.5万円相当)」まで暴落する可能性を示唆し、短期目線では弱気な見解を主張する。

ビットコインの強気相場は40,000ドル(=約415.1万円)を超えた後にピークへと達した可能性が高いです。(中略) ビットコインの価格アピールは冷え込んでおり、再び『20,000ドル』へと引き戻されると考えられます。」

しかしScott Minerd氏は、短期的には弱気な見解を抱きつつも、長期的に見れば依然として“強気”だとの姿勢は強調する。

「当面の間、そして来年2022年までは、この高値が更新されることはないでしょう。」

 ビットコイン(BTC)価格の歴史的暴騰から一転、大幅下落にも動じず「想定内」

仮想通貨市場全体を牽引するビットコインは、2020年始は好調な滑り出しを記録。

今年1月8日には、過去最高価格に相当する『41,962ドル(=約425.4万円相当)』に到達している。

しかしその後は比較的不安定な市場状態に陥り、先日には一時30,000ドル(=約311.3万円)を割り込むなど、苦しい展開が継続されていた。

そんな中Scott Minerd氏は、今回のビットコイン価格の「引き戻しは予想外ではなかった。」とコメントするとともに、以下のように説明した。

(今回のビットコイン価格の下落は、)2020年末までのビットコイン市場の壮大な強気な動きによる反発でしょう。わずか1ヶ月の間に資産価格が2倍になると、その後は後退していく傾向があります。」

先月のBloombergとのインタビューでは、「ビットコインの適正価格は400,000万ドルに固定されている」との強気発言で仮想通貨業界を湧かせたScott Minerd氏。

この点については、2020年末頃から2021年にかけての市場全体の動きに言及しつつ、「投機の熱狂が仮想通貨市場を追い抜いてしまったため、投資会社はより慎重な姿勢をとらざるを得なくなった。」ともコメントしている。

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この記事は、www.cryptoglobe.comの「Investment Firm Giant Guggenheim Partners Says “Bitcoin’s Bull Run May Have Peaked.”」を参考にして作成されています。