ビットコイン強気派のカイザー氏が「ビットコインのグローバル化は止められない」との意見を述べた。

国際通貨として「お金の3つの役割」が高まり続ければ、1枚10万ドル(約1060万円)に成長すると予想している。

ビットコインは国際通貨の役割を強めている

ビットコイン強気派として知られるマックス・カイザー氏が「ビットコインのグローバル化は止められない」との意見を述べたと金融メディアThe Streetが伝えた。

次にあげる「お金の3つの役割」を果たしているからだという。

  1. 価値の尺度：どれくらい価値があるのか計る機能
  2. 価値の交換：同じくらいの価値のものと交換できる機能
  3. 価値の保存：価値を劣化させず蓄えておける機能

政治や経済が不安定な国では、法定通貨よりもビットコインのほうがお金の役割を忠実に果たしていると言える事例もある。

例えば、年44万%を越えるハイパーインフレに襲われているベネズエラでは、現地通貨ボリバルの価値が激しく下落し、一日に何度も商品を値上げしなければならない事態が発生している。

これでは、本当は商品にどれくらいの価値があるのか、いくらあれば何と交換できるのかが分からなくなる。

その上、ただ持っているだけなのに買えるものが少なくなっていき、資産が目減りしていく。

この異常な事態を打開するため、ベネズエラ国民の間では財産を暗号資産(仮想通貨)に変える人が増えている。

もし、ビットコインの国際通貨としての役割が今後も高まり続ければ、「ビットコインの価格は10万ドルまで上がり、ボラティリティ(価格変動の大きさ)は減少するだろう」と予想した。

 

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