25日19時現在のビットコイン価格は735,763円。前日同時刻と比べて-1.32%の下落を見せた。
3/13の安値からビットコインは徐々に価格を上げている。
19日には64万円(赤線)の抵抗線を抜けると、その後オレンジ線(71.6万円)を突破。
現在は赤線と青線(76.4万円)の間でレンジ相場を形成している。
(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1時間足)
分足では非常に興味深い現象も見られた。
本日の19時18分に週刊SPA!の経済コラムを連載する菅原潮氏が自身のTwitter(@nekokumicho2)で
東京ロックダウンが決定しました。
との投稿を行なった。
8時から始まった東京都知事の記者会見において、現時点でのロックダウンは否定され、週末活動自粛の言及のみに留まった。しかし市場への影響は大きかったようだ。
19時台に日経先物は-3.65%、ビットコインは-4.16%の下落を見せた。
同氏の発言が日経に影響し、日経がビットコイン価格に影響をもたらした、もしくはインサイダー情報によって日経そしてBTCが動いたと考えられる。
因果関係を確証させることはできないが、下の1分足チャートを見る限り投資家の心理に影響を与えたことは間違いないだろう。
(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1分足)
・上昇のシナリオ
1時間足のテクニカル的に見れば、比較的綺麗なアセトラが形成されている。
パターンが順当に機能すれば、最大で90万円台までの上昇を視野に入れたいところだ。
・下降のシナリオ
比較的綺麗なアセトラにダマシが入る可能性も否定できない。
また明日にはハッシュレートの難易度調整が控えており、過去最大級の-14%を超える調整が見込まれている。
一般的にハッシュレートはビットコイン価格と相関するとされており、明日以降に価格の大幅な下落を引き起こす可能性も指摘されている。
さらに今週末にはCMEのSQ日も控えており、下落への材料は揃っているかもしれない。
・筆者の見解
最近のビットコイン値動きは、ダウを中心とした世界経済の指標から影響を受けていると考える。
この度の菅原氏の「ロックダウン」発言が日経のみならずビットコインにも影響を与えたことからも、この意見は支持されるだろう。
東京のロックダウンに関しては筆者も「来週中に起こりうる」と予測する。
これまでの自粛期間を経てこれだけの感染者が発生したということは、明日・明後日も感染者は指数的に増えていくことだろう。まさに封鎖前の武漢と同じような状況である。
今週日曜までの感染者推移の動向次第だが、来週以降のロックダウンはほぼ間違いないのではないだろうか。
仮にそうなった場合日経の暴落は避けられない。
また経済大国である日本の首都封鎖は世界経済への影響も大きく、ビットコイン価格下落にも繋がるだろう。
半減期のバブル期待で上昇に期待を掛けたくなるビットコインだが、明日の難易度調整や今週末の先物決済日そして今週日曜までのコロナ感染者数を考えると、さらなる下落に一票を入れたいところだ。
(ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。)
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner