5日6時現在のビットコイン価格は940,989円。前日同時刻と比べて+0.35%の微増を見せた。
24日にピンク線(110.6万円)を上抜け仕切れなかったビットコインは、これまで青線の短期下降チャネルに沿って下落し続けていた。
長期的な支持線も大幅に下回り、年始以来の強気相場に待ったがかかる形となった。
しかし3月に入ると状況は一変。
短期下降チャネルを上抜けすると、一昨日3日には一時紫線(97.5万円)に接近する上昇を見せた。
短期的には三角保ち合いが形成されており、今後の展開に注目が集まる。
(参考 TradingViewのBTCJPYチャート 1時間足)
・上昇のシナリオ
24日からショートが溜まっていることを考えると、今後の値動き次第で激しい上昇を見せることもありえるだろう。
紫線の抵抗線を突破した場合、ショートポジションの利確や損切りが多発することが予測されるためオレンジ線まで急騰することも考えられる。
・下降のシナリオ
そもそも2月後半の下落にCME(シカゴマーカンタイル取引所)先物のSQ(スペシャル・クォーテーション)日が影響していることが考えらえれる。
これまでこのSQ日直前には価格が急落することが指摘されており、2月末のSQ日が少なからず今回の値動きに影響を与えたと予想される。
いずれにせよ3月に入り、中期的な値下げにストップがかかったのは事実だ。
直近では安値が徐々に更新されており、強気相場を予感させる。
しかしその分ロング出来高が溜まっているということなので、ショートカバーが発生する可能性も考えられる。
・筆者の見解
総括としては何とも言えない難しい状況なのが現実だ。
これまでのショートポジションと直近のロングポジションが拮抗している形となり、勢力図が見えてこないのが現状だ。
個人的には、今後ショートカバーの発生で、一時的な下落の後に徐々に価格を上げていくのではないかと考えている。
(ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインパートナーの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。)
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著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner