ブロックチェーンの分岐って一体なに?

そう考えているのではないですか?

今回はブロックチェーンの分岐とは果たして何なのか、分岐を起こす理由、さらに分岐の実例まで一気に解説していきます!

読み終わるころには、ブロックチェーンの分岐について自信満々に語れるようになっているでしょう。

ブロックチェーンの分岐(フォーク)とは??

ブロックチェーンが分岐するってどういうこと?

​ブロックチェーンの分岐とは、ブロックチェーンに複数のブロックがつながれたときに発生する現象です。

そもそもブロックチェーンの仕組みについてよく知らないという方はこちらの記事をご覧ください。

ブロックチェーンとは、仮想通貨を支える肝となっている技術です。ブロックチェーン自体の仕組みはとてもシンプルです。この記事では、ブロックチェーンの仕組みや種類、メリット・デメリットについて解説していきます!
 

分岐が起きる理由

2人以上の人がほぼ同時にマイニングした時に起きる。

ブロックチェーンの分岐は、マイニングがほぼ同時に成功したときに起こります。

​そもそもマイニングは、ノードがナンスという特別な値を探す作業のことです。

ナンスとは、ハッシュ関数にかけるとハッシュ関数の値が決まった値よりも小さくなるような特別な値で、ナンスの値は一通りに定まるとは限らないです。

そのナンスを発見した人はマイニング成功となり、その結果をネットワークに流すことで、次のブロックを生成することが出来ます。

ですが、ほぼ同時に2人以上の人が別のナンスを見つけ、ネットワークに流せば2人以上の人がマイニング成功になります。

その時、2人は別のブロックを生成しブロックチェーンにつなげるので、ブロックチェーンの分岐が起きます。

​分岐が起きた場合

どっちのブロックが生き残るかはマイナーの意思で決まる

​この時ブロックが2つに分岐しますが、一旦は、ブロックチェーンをそのままにします。

そして、マイナーはどちらのブロックチェーンをマイニングしても自由ですが、ブロックチェーンのルールとして、分岐した際には、先に​6個以上のブロックが採掘されたブロックチェーンを正しいとします。

そして、短い方のブロックチェーンはなかったことになるので採掘報酬もなかったことになります。

そのため、ブロックが以下の図のような状態のときに短い方のマイニングをして、仮にマイニング成功しても、最終的に上段のブロックチェーンが正しいとされてしまい、マイニング報酬がもらえません。

そのため、マイナーは生き残る確率の高そうな、長い方のブロックチェーンをマイニングするので、マイナーは一つの枝に集まりチェーンが一つに収束します。

マイニングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

仮想通貨にある程度興味のある方なら、マイニングという言葉を一度は聞いたことがあると思います。けど、その仕組みがどうなってるのかってちゃんと理解していますか?仕組みを知りたい方、実際にマイニングで稼いでみたい方は必見です!
 

意図的に分岐を起こす方法

ブロックの分岐は自然に起こるものではない

このようなブロックチェーンの分岐は2人以上の人がほぼ同時にマイニング成功しなければならず、そんなに頻繁に起こることではありません。

ブロックの分岐が起きる確率ですが、通常0.2%ほどです。

​ですが、それを意図的に起こすことが出来ます。これがいわゆる51%攻撃というものです。

簡単に言うと、マイニングのハッシュレートの51%以上を一人でもつことで、取引の承認権を独占するというものです。

まず、不正なブロックを作りブロックチェーンを分岐させます。

その後、一人でそのブロックをマイニングし続け、正当なブロックチェーンを承認しなければ、正当なブロックチェーンは不正とみなされ、"なかったこと"にできます。

この攻撃でできることとしては、

・マイニング報酬の独占

・正当な取引のキャンセル

・取引の二重支払い

 

51%攻撃は一見かなり利益を得られるように見えますが、そんなことはありません。

そもそもそれほど多くのハッシュレートをもつことが難しいからです。

しかも、もし51%攻撃が出来たらその通貨の信頼性が低くなり、価値が暴落するので、51%攻撃を行うインセンティブがあまりありません。

51%攻撃について詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

51%攻撃とは、仮想通貨で広く用いられているブロックチェーンの正常な動作を妨げる方法の1つです。51%攻撃をされるとどんな危険があるのか、どういう対策がなされているのかも含めて、コインオタクが徹底的に解説します!
 

ブロックチェーンの分岐によるアップデート

分岐によるアップデートの種類を紹介!

これまでブロックチェーンの分岐は危険なことのように書いてきましたが、検証規則を変えるために行うポジティブなフォークもあります。

これから説明するハードフォークソフトフォークと呼ばれるようなフォークが、ブロックチェーンの機能を向上させるために実行されるものです。

​ハードフォーク

仮想通貨が分裂するきっかけとなる。

​ハードフォークとは昔の検証規則と全く別の新たな検証規則を適用するフォークのことです。

そのため、昔のブロックチェーンとの互換性がありません。

ブロックチェーンは永久に分裂し、アップデート前の通貨とアップデート後の通貨の二種類が生まれます。

要するに全く別の通貨を生み出すということです。

ハードフォークの詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

ハードフォークとは、ある特定のブロック以降の仕様を変更することです。この記事では、ハードフォークの仕組みやメリット、実例、注意点を図を使って分かりやすく解説しています。
 

​ソフトフォーク

​ソフトフォークとは、検証規則を厳しくするもので、今までのものに新たな規則を追加するアップデートのことです。

このフォークでは、新たな検証規則を追加したブロックと、昔の検証規則のブロックの2つが存在します。

しかし、このフォークは一時的なものです。なぜなら、ブロックチェーンは長いほうのチェーンを正しいとするからです。

新しい検証規則を受け入れる人が大多数ならそっちのブロックチェーンがマイニングされていき、結果昔の検証規則のブロックは、間違っているものとみなされます。

ソフトフォークの詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。

仮想通貨に関するニュースで「ソフトフォーク」という言葉を聞いたことがあると思います。ソフトフォークはハードフォークと何が違うの?仮想通貨の価格にどう影響するの?などなど,ソフトフォークに関する疑問がこの記事を読めばスッキリ解決します!
 

過去に起きた分岐の実例

実際に起きた分岐の実例を紹介

ビットコインのソフトフォーク

ビットコインでは過去に数回実行されたソフトフォークによって、以下のような機能が実装されました。

Segwit
→ブロックチェーンに記録する取引データを圧縮し、スケーラビリティ問題を改善する仕組み。

P2SH
→ビットコインを"受け取りたい人"が、専用のアドレスを生成するためのスクリプト(構成指示書)を作成し、それを任意の相手に渡して取引を成り立たせることでセキュリティを向上させる仕組み。

ソフトフォークが行われたことで、現在のビットコインは誕生当初と比べると確実にレベルアップしています。

Segwitについてはこちらの記事をご覧ください。

Segwitとは、ブロックチェーン上に記録される取引データのサイズを圧縮する方法のことです。実は、これは仮想通貨の抱える問題を解決する策の1つなんです!この記事では、Segwitの仕組みやメリット・デメリットをイラストも交えて解説します!
 

ビットコインのハードフォーク

実はソフトフォークによる機能拡張には限界があります。

限界を超えてさらに機能を良くするために、ビットコインは今までに何度もハードフォークが行われてきました。

ビットコインから分裂した仮想通貨には

  • ビットコインキャッシュ
  • ビットコインゴールド
  • ビットコインダイアモンド

などがあります。

ビットコインのブロックサイズやマイニング難易度などが大幅に調整・改善されています。

これらはビットコインよりも機能性が高いため「ビットコインの上位互換」とも呼ばれています。

ビットコインの分裂について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の分裂について詳しく解説します!BTCのスケーラビリティ問題からブロックチェーン、ハードフォーク、新通貨のビットコインキャッシュ(BCH)の特徴まで丁寧にご紹介します。
 

イーサリアムのハードフォーク

イーサリアムのハードフォークは、ビットコインのハードフォークとは違い、元々予定されていたものではありませんでした。

きっかけは、The DAOという取引所から約80億円相当のイーサリアムが盗まれてしまったことです。

当時、The DAOが行なっていた資金調達(ICO)に問題があり、犯罪者によってそこを狙われてしまったのです。

事件後の対策として実際に実行されたのが、ハードフォークをすることでハッキング事件そのものをなかったことにするというものでした。

その時にイーサリアムから分裂したのが"イーサリアムクラシック"という仮想通貨です。

イーサリアムクラシックはイーサリアムと比べてセキュリティが格段に強化されています。

イーサリアムクラシックは、イーサリアムから分裂した通貨です。では、なぜ分裂してしまったのでしょうか。また、イーサリアムとはなにが違うのでしょうか。価格推移や将来性、イーサリアムとの違いをコインオタクが考察してみました。
 

The DAO事件について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

The DAOは、世界中から注目された超有名な人気ICOでしたが、システムの脆弱性を突かれ時価80億円程の資金を盗まれるという事件を起こしてしまいました。その事件の内容や今後への影響をコインオタクが真剣に考察しました!
 

ブロックチェーンの分岐 まとめ

​ブロックチェーンの分岐は、マイニングの仕組みを理解した人なら誰もが疑問に思うことだと思います。

仮想通貨のブロックチェーンが分岐すると性能が変化することになるため、価格が大きく動きやすいという特徴があります。

今後もブロックチェーンの分岐に関する最新情報に注目です。

最新ニュースの一覧はこちら