「IOUってどんな仕組み?」

と考えている方も多いかと思います。

IOUは銀行にも使われている画期的な技術で、仮想通貨にも利用されています。

そこでこの記事では、IOUの仕組みや使用例、メリットなどを解説しています。

IOUを簡単に説明すると…

  • IOUは借用証明書のこと
  • リップルで利用されている
  • 取引の手間を省くことができる
  • カウンターパーティリスクに注意

IOUの意味とは?

IOUとは、債務者が債権者に対して発行する非公式の借用証明書のことです。

英語のI owe you(あなたに借金をしています)の発音からIOUの名前がついています。

IOU自体には金銭的価値はなく、借用額分の債権を保証するものです。

 

たとえば、Aさんが自分の銀行口座に10000円を入金をする場合、残高には「10000円」と表示されますが入金された10000円は実際には銀行の金庫に貯蔵されます。

通帳に表示されている「10000円」は10000円そのものではなく、10000円をいつでも引き出す権利を保証する借用証明書(IOU)です。

IOUの発行を行したりIOUの換金を行う人や会社を「ゲートウェイ」と呼び、IOUは発行元のゲートウェイ内でのみ有効です。

仮想通貨におけるIOUの使用例

リップル(XRP)

リップル(XRP)は決済スピードが早くて、手数料が安いという特徴を持った仮想通貨です。

リップルのシステムではXRPそのものをやりとりするのではなく、IOUによる残高の書き換えにをより決済を行います。

IOUを利用することで、取引をトランザクションを台帳に記入する必要をなくし、決済スピードを早くし、手数料を削減しています。

実際にビットコインは送金に10分程度かかりますが、リップルではわずか数秒でできます。

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取引所での先物取引

上場前の通貨はまだ現物が存在しないため、本来ならば購入することができません。

しかしIOUを購入することで、上場後にICOトークンを手にする権利を得ることができます。

ICOよりも比較的高い価格帯で設定されている場合が多いです。

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IOUのメリット

取引の手間を削減できる!

通常の場合、仮想通貨は取引を行うとブロックチェーン上にトランザクションを記入しそれを承認するマイニングを行います。

マイニングには労力と時間を要するため、決済に時間がかるうえマイナー手数料が多くかかります。

しかしIOUを用いた場合だと、手数料のかかる現物の取引を減らせ、手数料が安くなり時間も短縮することができます!

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IOUのデメリット

残高が実質ゼロになることもある

IOUを所持していたとしても「現物」は所持していないため、ゲートウェイが資産を所持してない場合や倒産してしまった場合、IOUの価値はゼロになることがあります。

このような理由によって、所持しているIOUが無価値になってしまう可能性をカウンターパーティーリスクといいます。

実際に2014年に当時世界最大の取引所マウンゴックスが倒産したことによって、IOUが無価値になってしまう事件がありました。

IOUを利用する上で、ゲートウェイの信頼度を事前に確認する必要があります。

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不正が行われるリスクがある

IOUは、その価値がゲートウェイによって保証される中央集権的なシステムです。

ゲートウェイがIOUを発行しており、自由にユーザーの残高を減らしたり増やしたりできてしまいます。

そのため、ゲートウェイが本来発行されるべきでない内容のIOUを発行するリスクがあります。

IOUまとめ

IOUまとめ

  • 簡単に言うと借用証明書のこと
  • リップルに採用されている
  • 取引の手間を省くことができる
  • カウンターパーティリスクがある

IOUの技術を利用すると、仮想通貨の取引の手間を大幅に省くことができます。

結果として、決済速度を上昇させ、手数料を安く抑えることができます。

IOUはリップルに採用されており、リップルが決済手段として実用化する上で重要な役割をになっています。

今後、実用化を目指す通貨に実装される可能性もあり、その際は価格にも大きく影響すると考えられます。