『ファンダメンタル分析って仮想通貨にも使えるの?』
『テクニカル分析とどう違うの?』
なんて考えている方は意外と多いかと思います。
この記事では、ファンダメンタルの解説から暗号資産(仮想通貨)相場への応用の仕方、テクニカル分析との比較など詳しく解説していきます。
ファンダメンタル分析は社会事象をもとに価格変動を予想する手法です。
株なら財務状況や業績をもとに、FXなら経済状況や金利の変動をもとに適正価格を割り出します。
質の高い分析をするためには専門知識をある程度理解することや、最新ニュースをこまめにチェックすることなどが必要です。
中長期の価格予想に用いられることが多いです。
一方、テクニカル分析は過去のチャートの値動きから未来の価格を予想する分析手法です。
テクニカル指標や統計的指標によって、トレンドを見極めたり価格の変動を見抜くことを目的にする手法になります。
比較的短期的な価格予想に向いています。
では、このファンダメンタル分析を暗号資産(仮想通貨)にも適用することができるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
Q.ファンダメンタル分析は重要なのか...?
A.大切な指標にはなるが、相場に影響を与えない場合も多いです。
ファンダメンタル分析は、中長期的な価格推移の予想に向いています。
経済状況や技術に関する知識があれば、ニュースを見た際に価格がどう推移していくか、ある程度の目安を付けることが可能です。
しかし最近は『取引所に上場』や『アルゴリズムの変更』という小さなニュースがあったとしても短期的な価格に反映されなくなってきました。
バランスの取れた価格予想をするためには、ファンダメンタル分析だけでなくテクニカル分析も取り入れる必要があると言えます。
『海外政府がICO規制』『仮想通貨の取引を禁止』などのビッグニュースは大きく相場に影響をもたらします。
もしテクニカル分析だけを参考にしていた場合、チャート画面にかじりついていても相場が荒れている理由がわかりません。
リスク回避や機会損失をしないためにもファンダメンタル分析は大きく役立ちます。
自分が投資している通貨の詳細を知ることができるのも大きなメリットです。
なぜなら、通貨のプロジェクトや運営団体・進捗などを知ることで、自分が投資している通貨について、今以上に詳しくなれるからです。
イーサリアムを例に出した場合、提携企業・アプリケーションの増加はプロジェクトがしっかり動いていることを確認でき、この情報を元に投資判断をすることができます。
また、いわゆる草コインと言われるあまり有名じゃない通貨も多くあり、それらのプロジェクトが健全に運営されているのかも、ファンダメンタル分析を用いることで知ることができるわけです。
実は、暗号資産(仮想通貨)でファンダメンタル分析を使い適正価格を算出するのはかなり難しいです。
なぜかというと、暗号資産(仮想通貨)には株やFXのように明確な指標のようなものがなく、正確に価格を算出するのは不可能だからです。
しかし、ファンダメンタル要因によってどのように通貨価格が動くかを予想することは可能です。
その要因について紹介していきます!
ファンダメンタル分析で
特に大事な3つのポイント
暗号資産(仮想通貨)の価格は、少なからず国際関係や経済状況に影響を受けます。
ビットコインを例に見てみると、『キプロス危機によるビットコイン価格の上昇』や『中国政府の仮想通貨取引の規制による下落』などがあります。
こうした国家の経済状況や政策により通貨価格に影響をもたらします。
最新ニュースを常に仕入れる状況を作っておかなければ、気づいた時にはもう暴落している、、、なんてこともあり得ます。
当サイトでも暗号資産(仮想通貨)に関する重要度の高いニュースを毎日配信していますので、ぜひご活用いただければ幸いです。
『ビットコインが分裂するらしい』『segwit搭載されるの?』『取引所がハッキングされて流出したらしいよ』
このうちどれか一つは聞いたことがあるのではないでしょうか。
流出事件はもちろん価格下落につながりますが、分裂騒動や新しい技術の搭載については上昇要因にも下落要因にもなりえる場合あります。
なぜならその要因が、今後プラスの影響をもたらすのか、それともマイナスの影響ももたらすのかを、誰もが判断できるわけではないからです。
暗号資産(仮想通貨)界隈はどうしても難しい話や単語がたくさん出てきますが、専門知識をある程度知っておかなければ、事象の本質を理解することはできません。
コインパートナーではYoutubeチャンネルで、暗号資産(仮想通貨)に関する知識についてわかりやすく解説しています。ぜひご活用ください。
暗号資産(仮想通貨)には似たようなプロジェクトのために作られた通貨がたくさんあります。
軽く上げてみましたが、ざっと上げてもこれほど似たプロジェクトの通貨があります。
株でいう競合企業が複数あるようなもので、業界全体が成長すれば全体な市場規模も大きくなりますが、市場シェアの奪い合いも同時に起こります。
また、同じようなプロジェクトの競合通貨を【時価総額・市場規模・発行枚数】などから分析し、競合通貨の適正価格などをある程度は割り出すことも可能です。
こちらのページでは全100種類以上の通貨データを分析することができますので、ぜひご活用ください。
参考にしたほうがいいでしょう。
ファンダメンタル分析では【中長期の価格予想が可能・リスク回避ができる・投資した通貨自体を詳しく知ることができる】などのメリットがあるからです。
どちらが優れていて、どちらが悪いというわけではなく、どちらとも良い面悪い面があります。
テクニカル分析は、チャートから相場がどちらに動くか予想することができ、短期的な価格予想に向いています。
ファンダメンタル分析は、暗号資産(仮想通貨)の将来的な価値を予想することができ、長期的に価格を予想するのに優れています。
どちらも併用して使うことをおすすめします!
暗号資産(仮想通貨)のファンダメンタル分析は正確な値を出すことは難しいですが、相場予想の材料としては使えるツールです!
テクニカル分析と併用して活用できるようになると良いでしょう。
また、コインパートナーのYouTubeチャンネルでは暗号資産(仮想通貨)市場のファンダメンタル要因について解説もしていますので、ぜひご活用ください!