NEM(ネム)の大型アップデートSymbol(シンボル)って一体どういうものなんだろう。。。

そう考えてはいませんか?

Symbol(シンボル)は、数年前から予定されていたカタパルトの名称が変更されたものです。

そこで今回は、Symbolはいつ実装されるのか・具体的に何が変わるのか・どうやって入手するのか、まで解説していきます。

さらに後半では、Symbolの詳しい技術・仕組みについてや現在の開発状況まで網羅して解説いきます!

これを最後まで読めば、Symbol(シンボル)の基礎情報からかなり詳しい専門的知識まで理解できるようになるはずです。

NEMのSymbol(シンボル)とは

Symbol(シンボル) ロゴ

NEMの性能を底上げする大型アップデート

Symbol(シンボル)とは、NEM(ネム)の性能を飛躍的にアップさせるための大型アップデートの名称です。

そもそもNEM(ネム)とはブロックチェーンプラットフォームの名称で、そこで使われる仮想通貨をXEM(ゼム)と言います。

SymbolはNEMの機能を引き継いで新しく誕生するものなので、二つは全く別のチェーンです。

Symbolプラットフォームで使われる仮想通貨はXYM(ジム)と呼びます。
(後ほどXYMの入手方法も解説します)

NEM(ネム)の基本情報を解説している記事はこちら↓

コインチェックのハッキング事件でも話題になった仮想通貨NEM(ネム/XEM)。実は、開発が上手く行けばリップルをも凌ぐ取引のはやさを実現できる将来性のある仮想通貨です。特徴やメリット・デメリット、取引所やウォレットなど網羅的に解説します!
 

2017年から延期され続けてきた:カタパルト

実はこの大型アップデートは元々2017年から予定されていたのですが、今日まで度々延期されてきました。

当初は「カタパルト(Catapult)」という名前で開発されていましたが、その開発の遅さからNEM(ネム)の価格は伸び悩んできた背景があります。

ですが、2020年にカタパルトから「Symbol(シンボル)」に名前が変更されたことをきっかけに再び注目されることとなりました。

ついに2020年11月にリリース

Symbolは2020年11月の下旬にリリースされる予定です。

2月には、Symbolの新しいティッカーがXYM(ジム)に決まりました。

リリース日程はあくまで予定ですが、着々と準備が進んでいることからもSymbolの誕生が近いことは間違いないでしょう。

Symbol(シンボル)で何が変わるのか

Symbol(シンボル)で変化する2つのこと

  1. 処理速度が向上する
  2. セキュリティがさらに強くなる

リップルを超える処理速度を実現可能に

Symbol(シンボル)で一番注目されているのはやはりこの処理速度です。

一秒間あたりに最大約4000件のトランザクションを処理できるようになると言われています。
(プライベートチェーンの場合)

処理速度が早いことで有名なリップルでさえ秒間1000〜2000件ほどなので、その早さは一目瞭然です。

【処理速度比較表】

通貨名 トランザクション処理数(秒)
ビットコイン(BTC) 約5~8
イーサリアム(ETH) 約13~15
リップル(XRP) 約1000~2000
シンボル(XYM) 約4000

処理性能が高いとユーザーが大幅に増えても遅延が起こりにくいので、決済手段として使われやすくなります。

さらなる実需の増加に期待です。

セキュリティがさらに強固に

NEM(ネム)は元々、セキュリティが非常に強いことで知られています。

2016年末に発表されたブロックチェーンソフトウェアの安全性を調査した報告書によれば、NEMの脆弱性はイーサリアムやリップルよりも低い、という結果が出ています。
(参考記事)

Symbolでは、さらに新しいシステムを導入することでセキュリティレベルをより向上させます。

このようにSymbolはNEM以上に安全性の高いブロックチェーンになります。

Symbol(シンボル)で価格はどうなる?

冒頭にも述べましたが、Symbol(シンボル)とNEM(ネム)は別々のチェーンです。

そしてNEMよりもSymbolの方が性能が良いため、必然的にSymbolの価値は高まるでしょう。

しかし、これまで何度もアップデートが延期されていたことで、NEMから離れていった人たちが大勢います。

ですので、今のNEMコミュニティはとても潤沢とは言えません。

たとえSymbol(XYM)が発行されてすぐに高騰が起きても、長期目線で実需が増加していくことを考えると本格的な上昇はさらに先になるでしょう。

実はすでにSymbolは、2022年にカタールで開催されるW杯のホテル建設で利用されることが決まっています!

このようにすでにSymbolを利用しようと考えている企業があるくらいなので、将来性は非常に高いと言えるでしょう。

 

Symbol(シンボル)の入手方法

Symbol(XYM)の2つの入手方法

  1. ローンチ前にあらかじめ申請しておく
  2. 取引所でXEMを入手する

ローンチ前にあらかじめ申請しておく

Symbolにはローンチ前にオプトイン期間スナップショットというものが設定されています。

オプトイン期間は、Symbol(XYM)をローンチ直後にもらうための申請期間のことです。

6月下旬からオプトイン期間が開始される予定となっており、ローンチ後もオプトインをすればXYMをもらえるとのことです。
(具体的な申請方法については発表されていません)

そしてスナップショットとは、もらえるXYMの量が確定するタイミングのことをいいます。

スナップショット時に保有しているXEMの枚数と一対一の割合でXYMが配布されることになります。

「オプトインした時には100XEM持ってたけど、スナップショットの時には1XEMしか持ってなかった....」とならないように注意しましょう。

 

コインチェック

今からXEM(ゼム)を購入するならCoincheck(コインチェック)がオススメです。

Coincheckは2018年のハッキング事件後にマネックスグループに再建されたことで、他の取引所と比べても非常にセキュリティが強いからです。

「まだXEMを保有してないけど、どの取引所に置いておくか悩んでる....」という方はCoincheckを使ってみるのがオススメです。

国内最高峰のセキュリティ

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取引所でXYMを入手する

ローンチ前に取引所でXEMを保有しておく

現在、国内ではCoincheckZaifGMOコインの3社がSymbolアップデートへの対応を発表しています。

ただし、XYMを配布すると発表しているのはZaifのみで、CoincheckとGMOコインはまだ対応を検討している段階のようです。

ローンチ後に取引所で普通に買う

これは当たり前ですね。

現在、Symbol(XYM)の取り扱いを発表している国内取引所はありません。

ただ、ネムグループはSymbolローンチ前には取引所への上場準備を整えられると想定しているので、近々取引所から何か発表があるかもしれません。

取引所関連のニュースはこちら↓

国内外の仮想通貨取引所に関する最新情報やキャンペーン情報などをCoinOtakuでは配信しています。
 

Symbol(シンボル)の仕組み

Symbol(シンボル)の6つの仕組み

  1. アグリゲートトランザクション
  2. マルチレベルマルチシグ
  3. ネームスペースとモザイク
  4. クロスチェーンスワップ
  5. PoS+
  6. アカウント・モザイク制限

アグリゲートトランザクション

アグリゲートトランザクション(Aggregate Transaction)とは、複数の取引を一つにまとめて実行する仕組みのことです。

まとめられた取引の中で必要な署名が全て集まったときに初めて取引が実行されます。

これによって、複雑なトランザクションの処理が楽になったり、ノードへの負荷が減ることで処理速度がより早くなります。

文章だけだと分かりづらいので、いくつか具体例を見て理解していきましょう。

例1.複数のトランザクションをまとめて送る場合

ケンジがユミとマサルの二人にそれぞれXYMを送金しようとしています。

この場合、ケンジは送金の作業を二回行う必要はありません。

赤枠で囲われているように、二つのトランザクションを一つにまとめることで、一度の署名で全て送金を完了できるようになります。

 

例2.一対一の取引をする場合

これはケンジとマサルがSymbol上のとあるフリマサイトで取引している図です。

ケンジはマサルが出品している商品が欲しくて1XYMを送金する署名をしました。

しかし実際にはまだXYMはマサルに届いてはおらず、図の赤枠内で止まっている状態です。

マサルはケンジがXYMを送金したという情報を確認し、商品を発送しました。

そして最後にケンジが受取完了の操作を行うと、止められていた1XYMがマサルの元へ届いて取引完了です。

 

この仕組みのメリットは、仲介業者がいなくても安心して一対一の取引ができるという点です。

買い手側は、最初に代金を送金する必要があるので、商品を受け取ってお金を払わないといったことができません。

そして売り手側は、代金を受け取るためには品質の良い商品を届けなくてはならないので、不良品を売ることができないのです。

 

例3.他の人の手数料を代わりに支払う場合

これはSymbol上のとあるアプリ内でのシーンを切り取ったものです。

Symbolでは、モザイクを送るときに発生する手数料を他の人が肩代わりできる仕組みがあります。

この機能のメリットは、Symbol上の全てのユーザーがXYMを持つ必要をなくすことで、専門知識がなくても気軽にアプリを利用できるようになることです。

上の図の場合、ケンジはXYMを持っていませんが、手数料は運営会社が支払ってくれるのでXYMがなくてもユミにトークンを送ることができます。

そしてもうお分かりのように、ケンジと運営会社の二つの署名が揃うと、赤枠のトランザクションが一度で処理されることになります。

 

マルチレベルマルチシグ

まずマルチシグとは、一つのトランザクションの承認に複数の署名を必要とする仕組みのことです。

この仕組みはすでに多くのブロックチェーンに使われています。

そしてSymbolに新しく導入されるマルチレベルマルチシグとは、マルチシグをさらに階層化することでセキュリティを強固にする技術です。

上の図を見ると、階層が3つに分かれています。

緑色のファイルには「取引先のアンゴウ証券に100XYMを送金する」と書かれているとします。

はじめは階層1からこの内容について署名を使って多数決をとっていき、最終的に階層3の署名がされたときに取引が実行されます。

このように階層化して何度もチェックを行うことで従来のマルチシグよりも強力なセキュリティを実現します。

セキュリティ対策をするうえで知っておかなければならないマルチシグについて!秘密鍵がハッキングされても、秘密鍵をなくしても大丈夫ってどういうこと!?ネットショッピングやマイクロペイメントにまで影響を与える新技術を解説します。
 

ネームスペースとモザイク

ネームスペースとは、Symbol上に誰でも作ることができるアカウントのアドレスのようなものです。

そしてネームスペース上で発行されるのがモザイクです。

モザイクはトークンとほぼ同じ意味と考えて大丈夫ですが、厳密にはSymbol上で発行されるアセット全般のことを指しています。

分かりやすくSymbolで言い換えると、ネームスペースはSymbolモザイクはXYMというようになります。

これまでNEM(ネム)では、この二つを利用するのに一年という期限が決められていました。

しかしSymbolでは、モザイクとネームスペースを紐付けないようにすることができます。

これによって、ネームスペースのレンタル期間を最大で365日まで自由に設定できるようになったり、モザイクは期限をなくすことができるようになります。

新機能「エイリアス」

エイリアスとは、ネームスペースにアカウントやモザイクを紐づける仕組みです。

簡単に言うと、エイリアスで紐づけられると元々全く関連性がなかったとしても直接モザイクのやり取りができるようになる、ということです。

このエイリアスはいつでも解除することができたり、他のネームスペースにすぐ繋げることができたりと、非常に利便性が高い機能となっています。

 

クロスチェーンスワップ

クロスチェーンスワップとは、異なるブロックチェーン間で直接トークンをやりとりできる技術です。

Symbolのパブリックチェーンとプライベートチェーン間での取引ができるようになるだけでなく、ビットコインやイーサリアムのようなチェーンとのやりとりも可能になります。

他チェーンのトークンと交換できるようになることで、トラストレスに仮想通貨を交換できるようになると同時に、ブロックチェーン界隈全体の拡張性アップにも貢献することになるでしょう。

 

新しい承認システム「PoS+」

Symbol(シンボル)ではNEMの承認システムであった「PoI(Proof of Importance)」から「PoS+(Proof of Stake Plus)」に変更されます。

PoS+は、イーサリアムに採用予定のPoS(Proof of Stake)の特徴であるコインの保有量という基準に、よりアクティブなユーザーがハーベストしやすくするという基準をプラスしたものです。

具体的にPoS+で重要視されるポイントは以下の3つです。

  1. モザイクの保有量が多いか
  2. 活発に活動しているアカウントか
  3. ノードを運営しているか

この3つを総合的に評価したインポータントスコアによってハーベストできる確率が変化します。

さらに、モザイクの保有量についても、ある一定数を超えたあたりからスコアの上昇率が少しずつ減少していく仕組みになっています。

このようにPoS+は、資金力に関係なくアクティブなユーザーを優遇するというより平等なシステムになっており、かつノードを運営するメリットを大きくすることでチェーンが将来的に稼働し続けられるように工夫されています。

 

アカウント・モザイク制限

アカウント制限は、自分が任意で設定したアカウントからのトランザクションを制限できる機能です。

モザイク制限もほとんど同じで、自分があらかじめ指定したモザイクが送信されてきた場合に受信をブロックできます。

さらにこれだけではなく、モザイクの発行者がそのモザイクを取引できるアカウントさえも制限できる機能が備わっています。

これはブロックチェーン上で有価証券を発行するSTOのために調整されており、通常の取引ではこの機能は邪魔になるため無効となっています。

STOの市場規模はあと数年で爆発的に増加するとも言われているので、その時はSymbolが利用されて価値が一気に高まることもあるかもしれません。

STOとは企業が独自の通貨であるトークンを使って資金を調達することです。この記事ではSTOの特徴や具体的な事例について解説しています!さらにICOやIPOとの違いについても分かりやすく比較しています。これを読んでSTOについて深く理解しましょう!
 

参考:Symbol開発者向けサイト

Symbol(シンボル)の開発状況

NEMグループ株式会社の設立

ネムグループ

今年4月に新しくNEMグループ株式会社が設立が発表されました。

これは、今までネムの開発を引っ張ってきたネム財団、ネムスタジオ、ネムベンチャーズが一つの組織にまとまったものです。

そしてNEMグループには、NEM Trading、NEM Ventures、NEM Softwareという3つの会社が再構成されることになりました。

この新会社設立はSymbolをより効率的にかつ確実に完了させることが目的だとしているので、今後の開発にかなり期待しても良いのではないでしょうか。

ロードマップ

Symbol(シンボル) ロードマップ

(ネムグループ公式より引用)

【ローンチまでの流れ】

  • 6月中旬〜下旬:オプトイン開始
  • 8月中旬:コア・SDKの開発が完了、テストネットの開始
  • 11月上旬:オプトイン終了
  • 10月下旬/11月中旬:スナップショット
  • 11月中旬〜下旬:テスティングが終了
  • 11月中旬〜下旬:ローンチ

これはあくまでも予定なので、変更される可能性もあり得ます。
(そうなってほしくはありませんが....)

AMAが定期的に実施

AMAとは、Ask Me Anything(何でも聞いてね)という意味で、いわゆる質問コーナーです。

ツイッターを使ってNEMのAMA公式アカウントへ気軽に質問することができる形式になっています。

AMAは4月9日に第一回が開催され、今後も定期的に開催される予定です。

公式アカウント画面の「ツイートと返信」から過去のQ&Aを簡単に確認できます。

現行のNEMチェーンはどうなる?

SymbolとNEMは別々のチェーンなので、元のNEMチェーンがどうなるのか、という疑問を少なからず抱えているのではないでしょうか。

結論から言うと、Symbolローンチ後もNEMチェーンは稼働し続けます。

新たなチェーンの誕生により需要低下が懸念されるNEMチェーンですが、今後も価値を維持させるためにSymbol移行委員会が中心となって議論をしています。

この議論で重要視されているテーマは

  • スーパーノードプログラムの未来
  • より広いノード保証計画
  • トークンエコノミクスのレビュー
  • コミュニティと開発者の支援

の4つだそうです。(3月時点の内容)

 

NEMの今後についてまとめた記事はこちら。

NEM(ネム)は、新しい経済圏を作ることを目的としたプラットフォームです。2018年に流出事件が起き、一躍注目を浴びたNEMの今後について考察しました。この記事では、NEMが今後どうなるかについて徹底的に解説します。
 

NEMのSymbol(シンボル) まとめ

今回は、今話題のNEMの大型アップデート「Symbol(シンボル)」について解説していきました。

Symbolは非常に実用性の高いブロックチェーンですが、コミュニティの規模や開発スピードといった点を踏まえると、日の目を見るまでには少し時間がかかりそうです。

Symbolに一足早く投資しておくなら、今のうちにXEMを保有しておいて無料配布を待ちましょう。

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(Coincheck公式)

 

最後にはなりますが、

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