ゲートは、圧倒的な取り扱い銘柄数を誇る海外取引所です。

以前から様々なアルトコイン購入できる取引所として知られていましたが、最近ではマイニングやステーキング、NFTなどサービスの拡大を行い、仮想通貨ファンの注目を集めています。

今回の記事では、ゲートの特徴や評判、取引所としてのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

この記事をざっくりまとめると⋯

  • ゲートは豊富な取り扱い銘柄が魅力の海外取引所
  • NFTやコピートレードサービスなど、ユニークなサービスを扱っている
  • 利用制限や手数料など、使いづらさを感じている人も多い
  • いい評判、悪い評判両方を確認
基礎知識

ゲート(Gate.io)の特徴

海外取引所であるゲートは、1,276種類(2022年2月18日現在)のアルトコインを取り扱っています。取引高はバイナンスに次ぐ第二位、世界中に275万人のユーザーがいるとされています。

ゲートではデリバリティブ(FX)取引の取り扱いがありますが、日本へは提供されていません。

仕様が国内取引所と異なり使いこなすのが難しいサービスもあることから、中上級者向けの取引所と言えます。この記事を通じて、ご自身に合っているかどうか確認してみてください。

拠点 中国
(登記はケイマン諸島)
取引所名 ゲート(Gate.io)
取り扱い銘柄数 1,276
(2022年2月18日現在)
基本取引手数料 Maker手数料 0.2%,
Taker手数料 0.2%
デリバリティブ取引
(日本には提供されていない)
最大レバレッジ倍率 10倍
取引高 $1,166,758,329
(約1,342億円)
取引所トークン ゲートトークン(GT)
公式サイト 公式サイト
Twitter
基礎知識

ゲート(Gate.io)のメリット

ゲートのメリット

  • 銘柄数1,276と、取引所の中でトップクラス
  • ステーキング対象銘柄や期間が豊富
  • コピートレードサービス
  • NFTを扱っている
  • 便利で面白いサービスが多数

ゲートを使うメリットは、豊富なアルトコインを買えることだけではありません。他の取引所にはないようなユニークなサービスも多く取り扱っています。ここでは、ゲートが扱うサービスを詳しく紹介していきます。

圧倒的な取り扱い銘柄数

ゲートでもっとも大きなメリットは、やはり合計1,276種類のアルトコインを購入できることです。DEX(非中央集権)の取引所を除くと、取扱い銘柄数はHotbitに次ぐ第2位につけています。

ほぼ毎日新しいコインの取り扱い開始の発表も行われており、今後も豊富な銘柄を扱う取引所としての立ち位置を築いていくことでしょう。アルトコインの高騰を狙いたい人にはおすすめできる取引所です。

豊富なステーキング先

ゲートはステーキング先も豊富です。ビットコインやイーサリアム、テザーといった有名な通貨から、あまり聞かないようなアルトコインまで様々な銘柄を取り扱っており、運用先としても優れた取引所です。

アルトコインを購入して値上がりを期待するだけでなく、ステーキングして保有枚数を増やす、このような使い方もすることができます。

ステーキングを解説した記事はこちら↓

コピートレードサービスを利用できる

ゲートでは自分の資金をトレーダーに預けて代わりに運用してもらう、コピートレードサービスも扱っています。自分の手を動かさずにほったらかしで資金が増えることもある、ユーザーにとっては有益なサービスです。

しかし、損失を出す可能性があることも理解しておかねばなりません。ゲートではトレーダーの運用実績をグラフで確認することができますが、どのトレーダーも収益が+と-の間で大きな波を描きながら運用していることが分かるはずです。

比較的リスクの大きい取引を行っており、相場状況によっては預けた資金がなくなることも十分ありえます。コピートレードサービスは、そのリスクを理解したうえで利用するようにしてください。

NFTを購入できる

ゲートでは「NFT BOX」というNFTの売買サービスを提供しています。NFTマーケットプレイスを始め、INO(=公開前のNFTを購入できる)、Featured NFTs(NFTの先物取引)など、他ではあまり聞かないユニークなサービスもあります。

NFTは2021年に流行し、2022年以降もさらに大きな資金が集まると予想されている分野です。作品を見るだけでも楽しいので、ぜひ一度公式サイトをのぞいてみてください。

NFTを解説した記事はこちら↓

便利で面白いサービス

今まで紹介してきた以外にも、ゲートには面白いサービスがたくさんあります。ここでは、それらのサービスについて簡単に紹介していきます。

スタートアップ

スタートアップは、ビットコインやイーサリアムなどの通貨を、キャンペーンを通じて割引価格で購入できるサービスです。キャンペーンによっては日本に提供されていないことがあるので、利用時は必ず確認するようにしましょう。

Dual Currency Product

デュアル投資とも呼ばれる、リスクがあるものの配当が高い投資方法です。期限内に配当以上の値上がり・値下がりがあると損をすることもあります。

ローン

ローンとは証拠金を借入して行う取引のことです。レバレッジの大きい取引ができるものの、損失を出すリスクや借入した分に対する金利を支払うデメリットがあります。日本には提供されていません。

投稿

投稿とはゲート内にあるTwitterのようなサービスで、書き込みをしてユーザーたちとコミュニケーションを取ることができます。投稿を見ることで、ユーザーが何に関心を持っているかがわかるはずです。

ストリーミング

ストリーミングは、ユーザーのトレードの様子や仮想通貨の情報を発信できる動画サービスです。チャットのように書き込みして、投稿者とコミュニケーションも取れます。

ランキング

ランキングでは、トレーダーの「トレード利益」「取引高」「Makerとして板取引にどれだけ貢献したか」をランク付けを行っています。名前をクリックすることで細かい成績を確認することができます。

基礎知識

ゲート(Gate.io)のデメリット

ゲートのデメリット

  • 日本在住者はサービスが制限されている
  • 仮想通貨の送金手数料が高め
  • 基本取引手数料も他の取引と比べて高め

主には、日本が取引制限されていることや手数料が高いことが挙げられます。どのようなデメリットか、詳しく見ていきましょう。

日本在住者はデリバリティブ取引非対応

ゲートでは、デリバリティブ取引や証拠金取引などの取引が制限されています。あくまで現物のアルトコインを購入するための取引所と考えておくといいでしょう。

デリバリティブ取引は、日本からでも利用できるバイナンスやバイビットで行うのがおすすめです。気になった方は、下記からチェックしてみてください。

ビットコイン送金手数料が高い

取引所名 出金手数料
ビットコイン(BTC) 0.001BTC(4,250円)
イーサリアム(ETH) 0.0055ETH(1,870円)
リップル(XRP) 2.4XRP(230.4円)
テザー(USDT) 40USDT(4,620円)
ゲートトークン(GT) 0.15GT(118.8円)

ゲートのビットコイン送金手数料は「0.001BTC ⁼ 約4,250円」で、アルトコインの手数料も比較的高めです。ゲートでの入出金は最小限とどめ、リップルなどの送金手数料が安い通貨に両替して送金するといいでしょう。

ゲートに送金する際は、取り扱うすべての仮想通貨の送金手数料が無料のGMOコインを使うのがおすすめです。GMOコインは金融庁認可の取引所であり、セキュリティも強いです。まだアカウントを持っていない方は、ぜひ口座開設を検討してみてください。

基本取引手数料は他と比べて高め

取引所名 基本取引手数料(Makerの場合)
ゲート 0.2%
バイナンス 0.1%
バイビット -0.025%
コインチェック 0%
GMOコイン -0.01%

ゲートの取引手数料は、他の海外取引所や国内取引所と比べても高めです。取引所トークンであるゲートトークン(GT)を使うと25%ほど割引されますが、それでも高い水準です。

一度購入した後はあまり売買せずにステーキングで運用するなど、なるべく手数料がかからない形で保有するといいでしょう。

国内取引所の手数料を解説した記事はこちら↓

ユーザーの声

ゲート(Gate.io)の評判・口コミ

インターネット上で、ゲートの評判や口コミを調べてみました。

ゲート(Gate.io)のいい評判・口コミ

ゲートのいい評判

  • Airdropで仮想通貨が無料でもらえた
  • キャンペーンが豊富
  • バイナンスに次ぐ取引所として使える

国内取引所にはないサービスや、豊富な銘柄に魅力を感じる評判を多く発見できました。

Airdropで仮想通貨がもらえた

ゲートでは、新しく上場を控えるコインに投票した割合に応じてAirdropされるキャンペーンを定期的に開催しています。

ユーザーは上場にふさわしいと思う場合に保有するゲートトークンを投票し「報酬プール(Airdrop分) ÷ 全体にたいして自分が投票した割合」の仮想通貨を受け取れます。ほぼリスクなくタダで受け取ることが可能です。

→Airdropを解説した記事はこちら

キャンペーンが豊富

ゲートでは、入会時のアカウント認証や入金、先物取引高、紹介などで、テザーやゲートトークンをもらうことができます。キャンペーンは随時更新されるので、定期的にチェックすることをおすすめします。

サブの海外取引所として優秀

ゲートには、バイナンスにはない銘柄も取り扱いがあります。バイナンスを主な取引所として使い、サブとしてゲートを使っている人もいるようです。

ゲート(Gate.io)の悪い評判・口コミ

ゲートの悪い評判

  • 中国の取引所であり規制が怖い
  • 運営会社がわからない
  • 画面が使いづらい

ゲートの運営元に不安を感じる方や、操作性が悪いという評判を確認できました。

海外取引所であり、規制が怖い

海外で運営されている取引所では、突然思いもよらない規制を受けることがあります。ゲートも海外取引所であることから、その規制を不安視する声がありました。

運営会社がよくわからず不安

ゲートの運営実態は中国にあるものの、会社はケイマン諸島という租税回避地としてよく利用される国での登記になっています。住所が違うことは、ユーザーに不安を感じさせる要因となっているようです。

UIが使いづらい

ゲートでは様々なサービスを取り扱っていますが、海外取引所で仕様が日本人向けでないこともあり、使いづらさを感じている人がいるようです。

ユーザーの声

ゲート(Gate.io)に関するQ&A

ゲートでよくあるQ&A

  • 日本人でも登録可能?
  • パスワードを忘れたらどうしたらいい?
  • 本人確認は必要?
  • 過去ハッキング事件にあったことはある?

ここでは、ゲートを使う上で疑問点となりやすい点をまとめました。

日本人でも登録できますか?

日本人でも登録は可能ですが、デリバリティブ取引が利用できないなど、機能は一部規制されています。取り扱い銘柄数が多いことから、アルトコインを購入するには優れた取引所です。

資産パスワードを忘れた場合はどうすれば良いですか?

ゲートではログインパスワードの他に、資産パスワード(Fund Password)の設定が必要です。このパスワードは仮想通貨の送金時に入力を行います。

もし、忘れてしまった場合は「Password Recovery」から再設定が可能です。ログイン時と同様に、メールアドレスとログインパスワードを入力して手続きを進めるようにしてください。

Gateを使うのに本人確認は必要ですか?

ゲートは本人確認をせずにメールアドレスだけでも使うことができます。ただ、本人確認をしないと、1日の出金額が1万ドル(約115万円)までなど一部の機能が制限されます。

Gateは過去にハッキング被害にあったことはありますか?

2019年1月にゲートは51%攻撃を受け、データベースを不正に改ざんされるハッキング被害を受けたことがあります(後にハッカーより返還)。

現在ゲートはセキュリティ対策に力を入れており、ここ3年は目立った被害はありません。

まとめ

ゲート(Gate.io)評判 まとめ

この記事では、ゲートの評判や取引所としての特徴、メリット・デメリットについて解説してきました。

ゲートは圧倒的な取引銘柄数を誇り、ユニークなサービスを多く提供しています。バイナンスとは違った魅力のある取引所と言えるでしょう。

気になった人は、ぜひ下記のリンクから公式サイトをチェックしてみてください!