米国の資産運用会社CEOのSteve Cohen氏は仮想通貨への強い興味を示す

世界12カ国に展開する資産運用会社Point 72 Asset Management社(以後Point 72社)のCEOであり、億万長者でもあるSteve Cohen氏は、昨今の仮想通貨市場の状況を非常に前向きに捉えていると発言した。Cohen氏はビデオインタビューで、仮想通貨について以下のように表現している。

私は今仮想通貨に深く入り込んでおり、自身の考え方は以前からガラッと変わりました。仮想通貨は転換期を迎えており、すでにその最初の変化を見逃したかもしれません。

Cohen氏はインタビューの中で「このゲームに参加するかもしれない」「Point 72社の中で、なにか行うかもしれない」とも発言し、自身とPoint72社として仮想通貨市場への参入を行う可能性を示唆している。

ただし、Cohen氏はビットコインの価格の上げ下げに興味があるわけではないと主張する。「Forget Bitcoin(ビットコインを忘れろ)」発言した上で、以下のように述べた。

今は転換期ですが、投資のタイミングとしては良いものではありません。今の価格から上がるか下がるかは誰にもわかりません。(中略)私はビットコインに興味がありません。それよりも、ブロックチェーンの背後にある技術が、どれほどの変革をもたらし、どれほどの破壊力を持つのかを気にしています。

すでに最初の変化は見逃してしまった気がするが、まだ投資には早いと感じています。仮想通貨市場の発展は、我々Point72社の既存事業と非常に近いものとなり得ると期待します。

最後にCohen氏は、仮想通貨を「リスクをとってやりたいことの一つ」とし「最初は愚かに見えたとしても、我々はゲームのルールを学び、自信がついたら次のレベルに進む」と述べた。

Cohen氏は具体的な発言は避けたが、仮想通貨の技術に強い興味を持っていることを示している。運用資産合計221億ドル(2兆4220億円)を誇るPoint72社は、仮想通貨界にどのように参入していくのか、注目が集まる。

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