「1億2,200万ドル」以上相当の仮想通貨リップル(XRP)が、大口投資家「クジラ」によって匿名ウォレットへと転送された。

その他、ビットコイン(BTC)や過去最高価格更新へ躍進が続いていたイーサリアム(ETH)など主要通貨が相次いで大規模な転送が記録されるなど、仮想通貨市場で「クジラ」の動きがますます活発化しつつある。

リップル(XRP)市場「クジラ」、“1億ドル”以上に相当する巨額取引に警戒感

先日、「12,200万ドル」以上に相当する「約2億2,000万XRP」のリップル(XRP)が大口投資家「クジラ」によって転送された。ブロックチェーン取引分析を行う WhaleAlertの報告によって明らかになっている。今回のリップル(XRP)の大規模な転送は、世界的大手仮想通貨取引所Coinbaseから匿名ウォレットに向かって行われた。

さらに、驚くべきはその巨額取引に要した取引手数料の安価さだ。上記の巨大規模なリップル(XRP)転送の料金は、わずか『約1.05ドル』。これは、『20XRP』に相当する。

今回のリップル(XRP)取引について、米大手仮想通貨メディアdailyhodl.comは、「XRPの大口保有者が別の取引所にXRPを移動させた、もしくは長期保管のためにXRPを自身のウォレットへの移動させたことなどが考えられる」と報じている。

2020年末頃にSEC(米証券取引委員会)によるRipple社提訴問題が明らかになって以降、各仮想通貨取引所が続々とリップル(XRP)上場廃止・取引一時停止を表明するなど、リップル(XRP)を取り巻く環境は日々変化していた。
今後も引き続き、リップル(XRP)市場における「クジラ」の動きには警戒していく必要がある。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)でも大規模な取引が顕著、大幅な価格変動で「クジラ」の動きが加速か

また、「クジラ」の動きが活発化しているのはリップル(XRP)市場だけではない。
過去数日間、ビットコインやイーサリアム(ETH)などの主要通貨市場でも同様の動きが確認されているようだ。

ビットコインに関しては、過去48時間で「1,000BTC」以上もの大規模な転送が6件確認された。当該ビットコイン巨額取引の中には、匿名ウォレットへの転送も複数含まれており、引き続き市場に警戒感が強まっている。

1,000BTC」以上のビットコイン転送について、主なものは以下の通り。

・「2,772 BTC」が匿名ウォレットから匿名ウォレットへ (=1.41億ドル相当)

・「2,222 BTC」が匿名ウォレットから匿名ウォレットへ (=1.15億ドル相当)

・「2,000BTC」が匿名ウォレットから匿名ウォレットへ (=1.04億ドル相当)

・「1,390BTC」がCoinbaseからXAPO(=7,100万ドル相当)

・「1,047BTC」がCoinbaseから匿名ウォレットへ =(5,400万ドル相当)

・「1,017BTC」が匿名ウォレットからCoinbase(=5,200万ドル相当)

(Source:https://dailyhodl.com/2021./02./19./whale-abruptly-moves-220000000-xrp-heres-where-the-crypto-is-going/)

また、過去48時間でイーサリアム(ETH)市場の「クジラ」もその動きを加速。「20,000ETH」以上もの大規模な転送が次々と実行された。

この期間において最大規模のイーサリアム(ETH)取引は、「224,430ETH(=4.28億ドル相当)」にもおよぶ。
その他にも、「20,000ETH」以上の巨額転送が5件記録されるなど、「クジラ」の動向に一時的に緊張感が高まっていた。

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この記事は、dailyhodl.comの「Whale Abruptly Moves 220,000,000 XRP – Here’s Where the Crypto Is Going.」を参考にして作成されています。