ビットコイン(BTC)トランザクションの平均値が、今年7月以降劇的に増加している。
4か月前の約25,000ドルから、10月20日には約151,000ドルにまで急増し、年間最高値を記録した。
過去数ヶ月間で、ビットコイン(BTC)トランザクションの平均値が劇的に増加している。
4ヶ月前の値と2020年最高値を記録した10月20日を比較すると、500%以上の増加に相当する。
( Source: BitInfoCharts「Average Bitcoin transaction value.」)
仮想通貨分析プラットフォームのBitInfoChartsが共有したデータによると、過去48時間でトランザクションの平均値が105,000ドルから「約50,000ドル」増加したという。
この取引額の急増は、ビットコインの取引優位性が2017年以来の最高値に達した直後に発生したといい、この観点からビットコインネットワークが過去最高レベルで活況していることが読み取れる。
10月20日に記録されたトランザクション平均値「151,000ドル」は、同日のイーサリアム(ETH)の平均値の約190倍に相当し、仮想通貨市場全体におけるビットコイン(BTC)の存在感が大幅に高まっていることも示唆している。
(Source: BitInfoCharts「Number of daily Bitcoin transactions.」)
ビットコインの(BTC)の1日あたりのトランザクション数は、引き続き安定した推移を続けている。
今年8月に巻き起こったDeFiブーム影響で1日あたりのトランザクション数が増加傾向にあったイーサリアム(ETH)とは対照的に、ビットコインのトランザクション数は一貫して「30万から35万」間での推移を継続する。
なお、ビットコインのアクティブアドレスの数にも大きな変化は見られず、過去4か月間で「65万から97万」の間で変動していた。
(Source:Crypto Quant「Bitcoin: All Exchanges Reserve/ The amount of BTC held in all exchange’s wallets.」)
また、10月に入り、仮想通貨取引所でのビットコイン(BTC)保有量は減少傾向にある。
これは、個人投資家や大口投資家「クジラ」が自身で保有数量を蓄積していることが示唆している。
この動きについては、過去数週間で続々と大手企業がビットコインの購入へと走ったことがひとつの要因として考えられている。
GrayScale社やMicroStrategy社、Square社ら大手企業が次々に大量のビットコインを保有し始めたことにより、ビットコインに対する機関投資家の関心が世界的に高まった可能性がある。
2020年も残り2ヶ月余りとなり、ビットコイン市場及びビットコインネットワークに大きな変化が見られつつある。
現在ビットコイン価格も好調をキープしており、市場の盛り上がりはますます高まっている。
ここから年末にかけて、強気相場を維持していくことはできるのか、引き続き世界中からビットコイン含む仮想通貨市場に大きな注目が集まる。
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この記事は、Cointelegraphの「Bitcoin average transaction value increases 500% since July.」を参考にして作成されています。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta