デジタル資産管理会社Grayscale社は、将来的に起こりうる巨額の資産移転がビットコインと仮想通貨に大きな波をもたらす可能性があると述べている。

この見解は、今後25年以内に相続者に継承される資産が60兆以上におよぶこと、資産を受け継ぐ世代が仮想通貨に対して好意的な割合が高い、との2点の推測からなされている。

世代交代による68.5兆ドルの資産移動がビットコインを後押し

上場企業の中で最も多くのビットコインを保有しているGrayscale社は、次世代への資金の移動が、仮想通貨を大きく後押しする可能性が高いとみている。

25年以内にベビーブーム世代からジェネレーションX世代(1960年代序盤または中盤から1970年代終盤に生まれた世代)やミレニアム世代(1980年代から2000年代初頭に生まれた世代)に約68.5兆ドルの資産が譲渡されると予想されている。複数の研究により、これらの若い世代は仮想通貨に投資する可能性がはるかに高いことが示されている。

この数字は世界的な資産管理調査会社Cerulli社の調査に基づくもので、アメリカの4500万におよぶ世帯から相続人や慈善団体に対し、68兆ドル以上が移転される可能性があることが明らかにされている。

また、若い世代、特にミレニアム世代が仮想通貨に投資する傾向があるというGrayscale社の評価は、この世代が銀行を信用せず、仮想通貨に対してオープンであるということを示す研究に基づいている。

Bankrate社の調査によると、ミレニアム世代は前の世代に比べて仮想通貨への投資傾向が強いとのことだ。

ミレニアム世代で、長期投資のトップに仮想通貨を選んだのは全体の約9%だった。この数字はジェネレーションX世代の約3倍だった。

数年後、あるいは数十年後にビットコインはどれほどの地位を得ているのか。今後がますます楽しみだ。

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この記事はTHE DAILY HODL「Crypto Giant Grayscale Says $68.5 Trillion Tidal Wave Could Boost Bitcoin and Digital Assets」を参考にして作られています。