ビットコイン市場に長期の下落トレンド突入の前兆か

現在横ばいの推移を行うビットコイン価格だが、長期の下落トレンド突入を思わせる不吉なニュースが舞い込んだ。

取引所の口座にビットコインを入金するアドレスの数が急増しているのだという。

取引所への入金増加は大規模売却の前兆とも考えられ、価格の大幅な押し下げに繋がる可能性がある。

この入金増加を指摘したのは、ブロックチェーンの分析サービスを行うglassnodeだ。

ビットコイン資産を取引所の口座に入金するアドレスの数は、年初から倍増している。
現在、毎日10万ものアドレスから取引所へのビットコイン入金が行われている。
入金アドレスの数がこの水準に達したのは、価格高騰がピークに達した2017年以来だ。

glassnodeが指摘しているように、価格が上昇している際、投資家はビットコインを取引所に送金して「売る準備」を行う

大勢が売りの準備をしている状態で売られ始めれば、価格がただ下落するばかりでなく、高い売り圧力に上昇が阻まれ、下落トレンドが長期化してしまう。

入金アドレス数が以前このレベルに達した2017年には、ビットコインは過去最高額を記録したものの、その直後バブル崩壊で1年以上続く長期の下落トレンドを経験している。

また、この送金アドレス数の増加について、glassnodeのCTO、Rafael Schultze-Kraft氏は、「全アドレス数の15%に相当する」とコメントしている。

再び長期の下落トレンドに突入することになるのか果たして回避できるのか。市場は緊張した状態が続きそうだ。

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この記事はCrypto globe「Bitcoin Addresses Moving BTC to Exchanges Doubled so Far This Year」を参考にしています。