遂に、ビットコインATMの総数が10,000に到達したことが明らかになった。

年々増加傾向が強まっていたビットコインATM数は、過去1年間で約87%、およそ3,900もの急増を記録し、一気に大台10,000を突破した。

 ビットコインATMが10,000台を突破、仮想通貨市場にも追い風？

仮想通貨ATMに関するデータを管理する「CoinATMRadar」 は、世界中のビットコインATM数が遂に10,000に到達したことを報告した。

CoinATMRadarによると、現在71か国に10,014ものATMがあるといい、世界各国でビットコインの実用化が加速している。

ビットコインATM数は、今年2020年に入ってその増加傾向はますます強まっている。

ノルウェーの金融サービス会社AksjeBloggen社のレポートによれば、「2020年1月から9月の9カ月間で、世界中で3,885の新しいビットコインATMが設置され、それは約67％増加に値する。」という。

その中でもアメリカ国内での増加は著しく、現在7,800を超えるビットコインATM が設置されており、世界中の市場を牽引する。

アメリカに次ぐビットコインATM数を誇るカナダは869台となっている。

しかし、ビットコインATM数の設置はすべての国で成長しているわけではない。

CoinATMRadarのデータによると、2019年以降、設置台数がマイナスになったオーストリアは、現在149台となっており、1年前の2019年9月時244台からおよそ100台もの減少を記録している。

また、日本国内でも依然として稼働中のビットコインATMは0台と、やや不安が残る結果だ。

ビットコインATM数の減少はその国の厳格な法規制の潮流と大きく関連している可能性がある。

たとえば、ビットコインATMが27台しかないドイツでは、ビットコインATMに関する法規制が厳しくなっている。

現在、ドイツでビットコインATMを設置する際は、国の金融規制機関BaFinからライセンスを取得する必要があり、この点が大きな障壁になっていると考えられる。

(Source: CoinATMRadar「Crypto ATM Installations Growth」)

先日、Binanceが独自のVisaデビットカード「Binance Card」を欧州にて発行開始するなど、ビットコイン(BTC)など仮想通貨の実用化は日に日に加速している。

ビットコインが世界各国での実生活において重要な役割をもつようになると、それはビットコイン(BTC)市場にとっても追い風になる可能性が高い。

執筆現在(9月18日14時現在)、10,900ドル(約114.1万円)前後を推移しているビットコイン(BTC)。

今後の価格上昇にも期待が高まる。

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この記事は、Cointelegraphの「世界中でビットコインATM数は10,000台を突破！過去1年間で約87％の増加」を参考にしています。