本格的なバブルが到来して以降世界的に大きな注目を集めていたDeFiトークンだが、ここにきて次々にそのバブルは崩壊しつつある。

しかしそんな中、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨による資金調達等において規制を強化する中国では、DeFiの需要が急増しており、国内では再びその人気が高まっているという。

ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)急落の裏で、中国国内の「DeFi」需要が爆増!

先日より、世界的にはDeFiセクターの急落が進んでおり、市場への警戒感は強まりつつあった。

実際、DeFiセクターの急落は20億ドル超にも及び、イーサリアム(ETH)オプションボリュームは6月以来初めてとなる500万ドル以下の水準まで大幅減少していた。

しかし、米仮想通貨メディアCointelegraphによると、「中国国内でのDeFi需要は急増している」というのだ。

これにより、Defiプロトコルに資金を循環させようとする動きがより一層強まり、既存の取引所では流動性の問題に苦しんでいる模様。

中国の人気ジャーナリストColin Wu氏は、イーサリアム(ETH)の価格下落に言及したうえで、「分散型取引所(DEX)への資金流入の増加」を示し、「これを防ぐための手段としてDeFiトークンの普及が急速に進んでいる」と推測した。

事実、Wechat(微信)における、「DeFi」ワードの検索数は9月に入り増加傾向にあり、9月2日にはそれ以前の検索数から倍近く増加したという。

さらに、中国の仮想通貨関連の記者「Molly氏」も、中国国内で「DeFi」への関心が高まっていることについて大々的に言及している。

執筆現在(9月8日16時現在)で、Defiセクターは約81億ドルを維持している。

Uniswapが約15億7,000万ドルでトップに位置づけており、これにAaveが約13億7,000万ドル、MakerDAOが約12億9,000万ドルと続く。

崩壊へ進むと考えられていたDeFiバブルだが、中国国内での需要拡大により、バブル再燃となるか。

先週より、DeFiトークンのみならず、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)市場も非常に不安定な状態が続いており、仮想通貨市場全体に不安感が高まっている。

そんな中、巨大な市場を抱える中国の動きが、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など主要仮想通貨へと大きな影響を及ぼす可能性は高いだろう。

引き続きDeFi情勢、他の仮想通貨の動きに慎重に注目していきたい。

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この記事は、Cointelegraphの「中国のユーザーがDeFiトークン利益を追いかける;これにより、地元取引所は苦しむ」を参考にしています。