Weiss Crypto Ratingsの2名のアナリストは、ビットコインが2021年半ばまでに7万ドル(約750万円)に達する可能性を示している。
上昇の理由として、「法定通貨の凋落」、「機関投資家の参入」、「Stock-to-flow(S2F)モデルによる分析」を挙げている。
Weiss Crypto RatingsのBruce Ng氏とJuan M. Villaverde氏は、ビットコインが2021年半ばまでに7万ドル(約750万円)に達すると考えている。
両氏はこの考えの理由として、「法定通貨の凋落」、「機関投資家の参入」、「S2Fモデルによる分析」を挙げている。
まず初めに、両氏は「法定通貨の凋落」について説明している。
今回のコロナショックでFRBは、最近の13週間で2.9兆ドル(約310兆円)の量的緩和を行った。
これは毎分約2200万ドル(約23.5億円)に相当しており、この大規模な量的緩和は産業規模での貨幣の腐敗になると指摘している。
歴史的に、投資家は紙幣への信頼を失うと、安全な資産として金に投資してきた。
そのため、今回の量的緩和がビットコインへの資金流入に繋がると考えている。
次に、機関投資家がビットコインに興味を示しだしている点を挙げている。
数週間前にはヘッジファンドの大物であるPaul Tudor Jones氏が約2億ドル(214億円)をビットコインに注ぎ込んだ。
さらに、Grayscale社は5月のビットコインの半減期以後、約5億ドル(535億円)相当のビットコインを購入した。
これは、マイナーがビットコインをマイニングするよりも速いペースでビットコインを増やしている。
両氏は機関投資家が動き出すとビットコイン市場に多大な影響を及ぼすと考えている。
現在、米国の株式市場規模が約37兆ドル(3960兆円)であるのに対し、ビットコインの時価総額は約1700億ドル(約18兆円)となっている。
そのため、機関投資家を通じて株式市場から1%の資金がビットコインに流れるだけでも、想像を絶する高みへと押し上げる可能性がある。
最後にStock-to-flow(S2F)モデルによるビットコインの今後について言及している。
S2Fは、商品が希少であればあるほど価値が高くなるという常識的な考え方に基づいている。
そして、年間生産量と売買可能な量(循環供給量)を比較することで希少性を測定している。
下記のチャート見てわかるように、過去のS2Fの予測は、ビットコインの実際の価格パフォーマンスと非常に一致している。
そして現在のS2Fの分析では、2021年半ば頃には、ビットコインは7万ドル(約750万円)に到達すると予測されている。
(出典元:Weiss Crypto Ratings)
ここまで100万円を割り込むことになっているビットコインは、大きな上昇を見せてくれるのであろうか、今後の上昇に期待したい。
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この記事はTHE DAILY HOLDの「ビットコイン(BTC)モデルは7万ドルへの猛烈なラリーをWeiss社が予想」を参考にして作られています。
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著者: CoinPartner 編集部 atsusi