米通貨監督庁最高執行責任者のBrian Brooks氏は、ブロックチェーン技術が金融機関のゲームチェンジャーになる可能性があるとして指摘している。

その中で同氏は、ビットコイン、イーサリアム、リップルの分散型ネットワークが金融機関の問題を解決する代表的な例として挙げている。

ビットコイン、イーサリアム、リップルは金融機関の問題を解決する

米通貨監督庁最高執行責任者のBrian Brooks氏は、ブロックチェーン技術が金融機関のゲームチェンジャーになる可能性があるとして指摘している。

同氏は2020年4月1日から就任した新しい最高執行責任者で、前職は仮想通貨取引所Coinbaseの最高法務責任者を務めていた。

Forbesのインタビューで、同氏はブロックチェーンが米国の金融機関の問題を解決すると考えており、その中でビットコイン、イーサリアム、リップルの名前を挙げている。

ブロックチェーンは、分散型ネットワークであらゆる種類のデータをつなぎ合わせる能性を秘めている。大規模で摩擦のない、分散化されたネットワークを作る能力を持っている。ブロックチェーンと仮想通貨には巨大で大きな可能性がある。

同氏は、米国の銀行が送金に使用する時代遅れの方法(SWIFT)について特に懸念している。

米国からヨーロッパにSWIFTネットワークで送金しようとすると、3日もかかる。あなたのお金はその期間中危険にさらされる。また、送金しても為替手数料が発生する。
しかし、取引の両側で価値のデジタル表現をすることで、その摩擦やコストをなくすことができる。

さらに、取引のスピードと信頼性を高めるためのFRBの努力も、ブロックチェーンの世界で実現可能な「瞬間的で不変の」送金スピードには及ばないと同氏は主張している。

同氏は最初の動きの一つとして、銀行業界における仮想通貨規制の可能性についてパブリックコメントを求める「法案作成の事前通知」(ANPR)を発表した。

この通知によると、同庁は「金融機関や銀行の顧客が行っている仮想通貨に関する活動や、銀行業界における仮想通貨の採用に対する障壁や障害は何か」に関心を持っているとのことだ。

Brian Brooks氏の就任で仮想通貨業界が大きな転機を迎えるのか、今後の改革に期待したい。

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