今週、ビットコイン(BTC)価格は約7%もの急落を記録し、100万円を大幅に割り込むこととなった。
悲観的な見方が広がるビットコイン(BTC)だが、暗号資産(仮想通貨)投資企業BlockTower Capital社によれば、現在のビットコインには価格上昇を後押しする重要なファンダメンタルズが存在しており、2019年6月以来の14,000ドル到達も見えているという。
BlockTower Capital社は、短期的にビットコイン(BTC)価格が10,500ドル(約113.0万円)を超えた場合、14,000ドル(約150.7万円)到達も本格的に視野に入ってくるとの見解を示した。
この強気見解の裏には、大きく3つのファンダメンタルズ的根拠が存在しているという。
第一にBlockTower Capital社は、コロナウイルスの影響を受けて世界で急速にデジタル化が進んでいる社会背景を挙げた。
デジタル技術を肯定的に受け入れ始めた企業や人々が増加したことによって、ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)及びデジタル資産の実用化もスムーズに受け入れられる可能性が高いという。
第二にBlockTower Capital社は、各国の中央銀行による大規模な金融政策を挙げている。
各国が行う経済危機からの脱却を図った金融政策は、既存通貨に多大な影響をもたらし、銀行システムや法定通貨の信頼低下を導きうる。
そこで非中央集権的なシステムを維持するビットコイン(BTC)は、『法定通貨インフレ化から人々を守り、資産の保護に貢献する』可能性が高いという。
第三にBlockTower Capital社の研究者たちは、米中の貿易戦争激化もビットコイン(BTC)には好影響をもたらすと主張した。
コロナウイルス発生の責任追及などにより、両国間の貿易戦争は日に日にエスカレートしつつある。
同社研究者たちは、「昨年米中間の貿易戦争が激化した際に、ビットコイン(BTC)価格が上昇を遂げたことは注目に値する。」と述べ、貿易戦争をポジティブな要素として捉えていることを改めて明らかにした。
BlockTower Capital社のレポートでは、前述のファンダメンタルズがビットコイン(BTC)の将来的な価格に非常に強気な影響をもたらすと述べられている。
「短期的にビットコイン(BTC)価格が10,500ドルを超えた場合、次の目標は14,000ドルとなり、そこに到達する可能性は高い。」との強気な見解は、現実となるのだろうか。
あらゆるファンダメンタルズ的な好材料を追い風に、ビットコイン(BTC)価格の上昇に期待がかかる。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta