先日、米メディアが、『暗号資産(仮想通貨)全体のうち、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・テザー(USDT)の3通貨だけで総取引量の約90%を占めていることが明らかになった。』報じた

暗号資産(仮想通貨)研究会社のMessariによると、これら3通貨の取引量は2019年から約75%も増加しているという。

ビットコイン(BTC)など仮想通貨市場活性化にテザー(USDT)が大きく貢献

同メディアの報道によれば、2020年に入りビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・テザー(USDT)の3通貨の取引量が激増しているのは、テザーの急成長が要因だという。

スレーブルコインとして絶大な人気を誇るテザー(USDT)の時価総額は、先日暗号資産(仮想通貨)リップル(XRP)を抜いて市場3位になったとして大きな話題を呼んだ。

さらに、テザー(USDT)の発行量がビットコイン(BTC)の半減期直前に激増したことや、アルトコインの取引においてドルやビットコインをペアとして使うのではなくステーブルコインをペアとして取引を行うユーザーが増加したことからも、テザーの人気の高まりがうかがえる。

その性質からして「安定的な資産」としての認識が広まっているテザー(USDT)は、経済的に不安定な今日において需要がますます高まることが予想される。

しかし、依然としてテザー(USDT)の不明瞭な発行モデルと法的課題が多くの批判を集めているのは事実であり、著名アナリストのPeter Brandtはテザーを「the Nigerian Trinket」と揶揄している。 

ステーブルコインに依然として大きな課題はあるものの、テザー(USDT)の台頭が、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・テザーの3通貨合計の取引量激増に大きく貢献したことは間違いない。

2020年、テザー(USDT)の取引量はビットコイン(BTC)のそれをも上回っているとされており暗号資産(仮想通貨)市場活性化の一助となった。

また、現在ビットコイン(BTC)価格も9,500ドル(約102.2万円)前後にまで上昇を遂げている。

従来からテザー(USDT)とビットコイン(BTC)価格の間には深い関係が存すると考えられているため、今後テザーの動きにもより一層注目が集まっていくだろう。

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