コロナウイルスが世界経済低迷を引き起こして以来、『株価とビットコイン価格は強い相関関係にある』という見方が一般化しつつあった。

しかし、一部の著名アナリストが、「ビットコイン価格と株式市場の相関関係が緩やかになりつつある」との見解を主張し、その見解が投資家の間で大きな話題となっている。

ビットコイン価格と株式市場にはもはや相関関係なし!?

今回、ビットコイン価格と株式市場の強い相関関係を否定したのは、Digital Assets Capital Management社CEO、Richard Galvin 氏だ。

同氏は、以下のように述べている。

「コロナウイルスの影響を受けて、投資家や機関の多くがすでに暗号資産(仮想通貨)を(売り払って)現金化している。この現状を考慮すると、クロスアセットクラスの投資家の数は減少傾向にあり、株式市場とビットコイン価格との間の相関関係が緩和されつつあるとみられる。

もし仮にビットコイン価格と株式市場の間の相関関係が完全に崩れた場合、『ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)が世界経済から独立した安全な逃避先』という認識が改めて高まる可能性が高い。

この点においては、「多くのビットコイン投資家やアナリストにとって好材料だろう。」とRichard Galvin 氏は述べる。

しかしRichard Galvin 氏の意見に否定的な、『現段階では完全に暗号資産(仮想通貨)価格と株式市場が切り離されたとは言い切れない』との見解も多い。

暗号資産(仮想通貨)の研究・分析に特化するArcane Research社 によると、「過去90日間のビットコイン価格と株式市場の間の相関関係は、記録上最高レベルにまで達している。」という。

従来、ビットコインは非中央集権的な特徴をもち、世界経済から独立した『1つの安全な逃避先』として注目を浴びてきた。

この画期的な特徴をグローバルに示すべく、今後のビットコイン価格と株式市場との間の相関関係推移は重要視されていくだろう。

依然として猛威をふるい続けるコロナウイルスだが、ビットコイン市場と株式市場はその影響をどれほど受け続けていくのか?

ビットコイン価格のみならず、両者の相関関係にも注目していきたい。

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