23日FRBによるQE Infinity(無限量的緩和)の意思決定を受け、ビットコイン・金が上昇を見せている。

代表的な株式指数であるS&P500も発表直後高騰を見せたものの、その後0.25%の下落が起こった。

無限QEによる資本主義への揺らぎが、中央銀行を必要としない金・ビットコインの価格を押し上げているとの見方も指摘されている。

FRBは無限量的緩和の意思表明

23日、アメリカの中央銀行に当たるFRB(米連邦準備制度理事会)の最高意思決定機関であるFOMC(公開市場委員会)は、国債・住宅ローン担保証券(2008年の大不況の原因となった証券)・企業債・地方債・州債、どんな価値の証券であろうと購入する意思を表明した。

これはQE Infinity(無限量的緩和)と呼ばれる措置であり、経済の安定化を目的として行われる。

限定的だった従来の量的緩和とは決定的に異なる措置である。

上記の発表から数分の内に、株式・金・ビットコイン・原油など様々な価格が上昇を見せた。

しかし、その後ビットコインは9.5%、金は4%の上昇を継続したのに対し、S&P500は0.25%の下落を見せた。

暗号資産(仮想通貨)ヘッジファンド兼コンサルタント会社"Parallax Digital"の創設者CEOであるロバート・ブリードラブ氏は以下のように語る。

FRBにおける「無限の現金」は、最終的にはすべての価値がゼロになることを意味する。ビットコインはその対抗策として特別に設計された。

今回の無限量的緩和はMMT(現代貨幣理論)の一環的な政策だ。

まさにこれまでの世界経済が新たな局面に達している

今後fiatの価値が低下していくのか、それに伴い暗号資産(仮想通貨)の価値が上昇していくのかは誰も知り得ない。

投資を行なって行く上で、コロナウイルスの解決時期、各国の経済動向、欧州をはじめとする失業率の増加など様々な事実を元に、個々人で仮説と検証を行なっていくことがますます重要になってくるだろう。

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