ビットコインが誕生してから約10年経ち、これまで幾度となく大きく価格が乱高下してきた。
そのたびに世間から大きな注目を浴びてきたビットコインだが、10年経ってもなお、私たちの日常において実用化は思うように進んでいないのが実情だろう。
だが、最近の調査で「ビットコインウォレット」の数は、ここ3年間で3倍以上増加していることが明らかになった。
この調査結果は、今後のビットコイン実用化拡大に向けて非常にポジティブな要素を有する結果だと言える。
Statista reports a steadily increasing number of crypto wallets globally from 2016 to 2019. @StatistaCharts pic.twitter.com/yIob1ykiXX
— Sygnum Bank (@sygnumofficial) February 20, 2020
2016年の第3四半期以降、ビットコインが大きく価格を変動させ、その名を世間に知らしめた。
その2016年第3四半期当時、ビットコインウォレットの数はわずか1000万個未満だった。
その後リップル(XRP)やイーサリアム(ETH)などのアルトコインの台頭もあり、ビットコインのみならず幅広い暗号資産(仮想通貨)が注目されるようになった。
そしてその後もビットコインは着実にその人気を高め、2019年の第3四半期の時点でビットコインウォレットの数は、4,000万を超えた。
これは、2016年からの3年間で300%以上も増加していることになる。
さらにビットコインウォレット数の推移について驚くべきポイントは、その数が安定して増加傾向にあることだ。
安定してビットコインウォレットの数が増加していることは、徐々に私たちの生活にとってビットコインが身近な存在になりつつあることを意味している。
しかし、暗号資産(仮想通貨)データ分析会社のChainalysis社によると、ビットコインを積極的に使用する人の数は増えているが、4,200万のウォレットのうち、積極的に使用されているのは約3分の1だけだという。
ビットコインがここ3年間で実用性を高めていることは紛れもない事実だが、まだ利用者は世界中でもほんの一部の人々に限られていることもまた、事実だろう。
Chainalysis社は報告にて、以下のように述べた。
「これらすべてのビットコインデータには、成長可能性が無限に秘められている。ブロックチェーン技術が世界中で注目されているという現状も、今後のビットコインや暗号資産(仮想通貨)の実用化拡大に向けて大きな材料となりうる。」
日々の成長が著しいビットコイン。
私たちは今後のビットコインの成長拡大に注目し、ひとりひとりがその新しい通貨の存在を正しく認識することが重要になってくるだろう。
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著者: CoinPartner 編集部 kenta