先進的な取り組みを行う取引所として知られるFTXがビットコインのオプション取引を開始した。

開始から2時間で100万ドルの取引高を記録し、注目度の高さを伺わせた。

仮想通貨オプション取引が業界の新潮流に

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所FTXがビットコインのオプション取引を開始した。

オプションとは、ある金融商品をあらかじめ定められた期日までにあらかじめ定められた価格で買う、または売る権利のこと。

その売買動向には市場参加者の予想や見通しが色濃く反映されており、心理を読み解く重要なヒントとなる。

サム・バンクマン=フライドCEOは開始2時間で取引高が100万ドルに達したとツイート。

暗号資産(仮想通貨)市場の統計情報を公開しているCoinGeckoによると、FTXの24時間取引高はbitFlyerを抜いて世界7位となっている。

投資家はオプション取引に高い関心を示しているようだ。

(引用元:AMB CRYPTO)

オプション市場の監視強化が必要に

オプション取引は暗号資産(仮想通貨)業界の新しい潮流になっている。

オランダの暗号資産(仮想通貨)取引所Deribitがほぼ市場を独占していたが、昨年中にアメリカの機関投資家向け取引プラットフォームBakktや中国のOKExが提供を開始。

米シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)や大手デリバティブ取引所BitMEX、大手取引所BITFINEXも2020年中に提供を開始すると発表している。

背景には暗号資産(仮想通貨)市場の取引が細っていることがある。

オプション取引では現物や先物では実現できない複雑な戦略を立てることができる。

これにより新たな投資家層を呼び込むことが期待されている。

オプション取引の動向が市場への影響力を増すことは想像に難くなく、市場心理を読み解く上でますます目が離せなくなるだろう。

(アイキャッチ画像:FTX)

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