マイナーの損益分岐点が間近に迫っていることから、ビットコインはまもなく底打ちすると専門家は分析。
ただし、国を超えたマイナーのシェア争いが絡むことで反騰の時期がずれ込む可能性が指摘される。
ビットコインに底打ちのシグナルが見られている。
ビットコインの時価総額をケンブリッジ大が公表しているビットコイン電力消費量指数で割った「ビットコイン・マイナー・エネルギー・レシオ」が過去に大きな価格上昇が見られたときの水準(下図緑のゾーン)まで下がってきたからだ。
Miner's Energy Ratio. Use a ratio between market cap and the Cambridge Bitcoin Electricity Consumption Index. Green zone is macro bullish; lowest profitability region for miners. Synonymous with macro accumulation bottoms.
— Willy Woo (@woonomic) January 11, 2020
Hats off to https://t.co/WD4U16yHjY for the API data. pic.twitter.com/QqmIEiKUNi
緑のゾーンはアメリカのマイナーの損益分岐点を表しており、ここを下回ると損失が出てしまうため、アメリカのマイナーは価格上昇を誘導する。
ビットコインは反騰が始まる可能性が高い。
ただし、その時期がいつになるかには国を超えたマイナー同士の争いが絡む。
中国など電気代の安い地域のマイナーは緑のゾーンでも利益を得られると伝えられており、現在の低水準が続いても問題ない。
そのため、この価格帯を長引かせることでアメリカのマイナーに損失を出させ、ライバルを蹴落とそうとする可能性がある。
5月ごろに予定されているマイニング報酬の半減は、アメリカのマイナーに追い打ちをかけるだろうと指摘されている。
(引用元:AMB CRYPTO)
欧米のマイナーはビットコイン価格を上げたがっている一方、中国のマイナーはさらに下げたがっている。
両者の力が拮抗している間は、大きく上がれば大きく下がり、大きく下がれば大きく上がるレンジ相場になると予想される。
マイナーはどのように戦うか?
欧米勢は既に損失が出ていることから短期決戦を仕掛けなければならず、不利な状況だ。
対して中国勢は持久戦に持ち込むだけで有利を取れる。
したがって、長期的には下落リスクのほうが大きい。
欧米勢が盛り返すためには、レバレッジをかけられる先物市場などを通じて無理やり価格を上げる必要があり、大きな資本力が必要となる。
マイナーの資本力に関するニュースに注目したい。
\無料アプリを使って/
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 CoinPartner