ビットコインマイニングは環境に好影響!?

CoinShares社が公表した研究レポートによると、「ビットコイン(BTC)マイニングは、水力・風力・太陽光などの再生可能エネルギー資源を多用しており、再生可能エネルギー生産の拡大を促進する可能性がある」ことが明らかになった。

昨今、SDGs(持続可能な開発目標)があらゆる場面で叫ばれるように、環境問題への問題意識は世界各国で高まりつつある。

そんな中、膨大な量の電力を消費するビットコインマイニングは、これまでは環境に悪影響を及ぼしうるものだと考えられてきた。

しかし、CoinShares社が今回公表したレポートによって、『ビットコインマイニングは環境に悪いどころかむしろ、再生可能エネルギー生産の拡大を促進するものだ』ということが判明し、従来のビットコインマイニングに対する一般的なイメージを打ち砕いた。

同レポートでは、ビットコインマイニングのうち、73%が再生可能エネルギーを使用していることが明らかになっている。

世界のハッシュレートの54%を占めるほどマイニングが盛んな中国四川省付近では、再生可能エネルギーが90%使用されている。

(出典:CoinShares社)

基本的に、世界のビットコインマイニングが盛んに行われている地域の大部分は、中国の安価な水力発電に集中している。

また、その他の一般的な世界中の主要なマイニング地域は、モロッコの砂漠の太陽光発電、シベリアの風力発電など、豊富な再生可能エネルギーの供給源の近くに存在していることも同様に明らかになった。

このレポ―トデータは、『ビットコインマイニングが環境に悪いのではないか』という議論に新たな視点をもたらす。

ビットコインマイニングが再生可能エネルギーインフラの拡大を推進することにより、長期的に見た場合、環境にプラスの影響を与える可能性があることさえ示唆している。

ビットコインマイニングが環境に及ぼし得る影響について、今後ますます議論が盛んになっていきそうだ。

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