仮想通貨分野で繰り広げられる、熾烈な中国vsアメリカの争い

米メディアbitcoinstによると、暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームの研究責任者であるギャリック・ヒルマン氏が、「現在、中国が暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン業界においては世界的に一歩リードしており、アメリカはこの分野において中国に敗北を喫する恐れがある。」と公言したことが明らかになった

暗号資産(仮想通貨)に対して積極姿勢の中国、消極姿勢のアメリカ

今年10月下旬に、習近平国家主席によってブロックチェーン技術の本格導入が発表された。その後、それまでビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)に対して貫いてきた否定的な姿勢から打って変わり、暗号資産(仮想通貨)に対して肯定的な姿勢を見せ始めた。

「暗号法」と称される、暗号資産(仮想通貨)に関する法的枠組みを直ちに策定するなど、中国はその道の世界的リーダーとしての地位を確固たるものにしつつある。

それとは対照的にアメリカは、暗号資産(仮想通貨)Libraに対して否定的な態度をあからさまにするなど、ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)の検討や導入に大きな後れをとっている。

暗号資産(仮想通貨)領域における、現状の中国vsアメリカの争いについての著名専門家たちの考察は?

ギャリック・ヒルマン氏はこの現状に対して、以下のように述べた。

「中国がブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)に対して積極的な姿勢を見せているという事実は、中国にとってだけでなく、より広い世界にとっても非常に重要な進展だ。各国は、(ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)に関する分野以外でも)人工知能やロボット工学などの分野で戦略的技術を特定し、持続可能な競争上の優位性を開発するために競争している。習近平国家主席の積極的な姿勢は、これらの幅広いテクノロジー分野においてもとてもプラスになる。」

実際、中国によるブロックチェーン技術本格導入発表後、韓国、フランス、スウェーデン、リトアニア、EUなど多くの国々がCBCD(中央銀行発行のデジタル通貨)発行の意向を示しており、『グローバルに暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン技術の拡大が進んでいる』ということが読み取れる

調査会社であるGartner社の専門家も、「ブロックチェーンテクノロジーが完全にスケーラブルになり、今後10年間最適化された場合、その分野を先導しているのは中国だろう。」と発言している。

CNBCの最近の報道によると、アメリカがブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)などの新興テクノロジー分野でも、競争力を維持するためには、法規制の明確化が1番に求められているという。

これまでグローバルに圧倒的な地位を築いてきたアメリカは、ブロックチェーン・暗号資産(仮想通貨)領域でもその地位を維持できるのか。

すべてはアメリカの法規制にかかっているのかもしれない。

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