BitMEXを抜いて世界最大の取引量となった中華系取引所OKExがオプション取引の提供を開始すると発表した。

習近平発言で高まる中国の暗号資産(仮想通貨)への機運をさらに大きくできるか、注目が集まる。

世界最大の仮想通貨取引所がオプション取引を始める

中華系大手暗号資産(仮想通貨)取引所OKExが12月27日からオプション取引を開始すると発表した。

同取引所は現物、先物、永久先物、オプション取引を1つのプラットフォームで提供する世界で初めての取引所となる。

価格操作を防ぐため、複数のプラットフォームの現物価格を平均して市場価格が決まる仕組みを採用する。

OKExのCEOジェイ・ハオ氏は「特に機関投資家から暗号資産(仮想通貨)デリバティブ商品の需要が増している。機関投資家から個人投資家まで全ての顧客に幅広いトレードとリスクマネジメントのツールを提供する」と述べた。

(引用元:Business Wire - OKEx to launch Options Trading)

オプション市場は競争激化

このところ暗号資産(仮想通貨)市場全体で取引が少なくなっており、打開策として米Bakktや米CMEなどオプション市場を開設するプラットフォームが増えている。

中華系取引所でオプション取引を提供するのはOKExが初めてだ。

習近平国家主席がブロックチェーン産業を推進する声明を発表して以来、取引禁止の規制が撤廃されるのではとの観測が広がり、中国国内の取引所は活況となっている。

今月5日の取引量を見ると、OKExは世界最大と言われていたBitMEXを抜いて世界1位の座についた。

2位のHuobiも中華系取引所であり、中国の影響力は全く軽視できない大きさだ。

顧客から資産を預かり運用する機関投資家は適切なリスクマネジメントと小さくとも確実なリターンを望むため、オプション取引は待望されていたはず。

OKExが中国の機関投資家を市場に引き込めるか、期待が集まる。

 

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