イーサリアム財団の研究員が、北朝鮮に暗号資産(仮想通貨)を利用した経済制裁の抜け道を紹介したとして米FBIに逮捕された。

その研究員は平壌で開催されたブロックチェーンフォーラムに参加していた。

イーサリアム財団研究員が北朝鮮に協力の疑いで逮捕

イーサリアム財団の研究員が、北朝鮮に暗号資産(仮想通貨)を利用した経済制裁の抜け道を紹介したとして米FBIに逮捕されたと海外メディアが報じた

逮捕された研究員は平壌で開催されたブロックチェーンフォーラムに参加しており、その場には北朝鮮政府の役人も同席していたと見られる。

今回の逮捕は国際緊急経済権限法によるもので、判決次第では最大20年の懲役となる。

今年3月には、北朝鮮がハッカーなどを利用して700億円以上に相当する暗号資産(仮想通貨)を所有しているという報告書も発表されている。

アメリカ政府は北朝鮮への経済制裁を主導しており、今後も暗号資産(仮想通貨)が北朝鮮やテロ組織といった勢力に使われる傾向が続けば、大規模な暗号資産(仮想通貨)規制に踏み出す可能性もある。

暗号資産(仮想通貨)をめぐるアメリカ政府の動向には注目が必要だ。