中国のビットコインのマイニング企業であるCanaan社は、2019年第3四半期に9,400万元(約14億6千万円)の純利益を上げたと報告した。
これは、前年の同時期と比較すると、約40%もの収益増加となっているようだ。
Canaan社は先月、中国本土と香港で上場申請を提出したものの、市場の不透明感がネックとなり失敗に終わったのち、先月28日には国証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)の申請を提出したことで、ビットコイン界隈を盛り上げている。
先月の習近平によるブロックチェーン技術本格導入の公表の影響を受けビットコイン価格が急騰したことで、Canaan社のマイニング事業はその恩恵を受けたとみられる。
Canaan社がSECに提出したレポートによると、2019年に同社がマイナーに販売したマイニング機器のハッシュレートは、合計で7.59 EH/s(エクサハッシュ。1EH/s=1秒間に100京回の計算量)にまでのぼるといい、これは現在のビットコインのハッシュレートの約8%も占める。
先日、中国政府がビットコインマイニングの禁止を解禁する動きをとり始めたが、政府によるビットコイン推奨の動きを受けて、Canaan社はますます規模を広げていく予感だ。
マイニングが好調な兆しを見せるとビットコイン価格も上昇していく可能性が高まるが、中国政府によるマイニング解禁及びCanaan社の規模拡大はビットコイン市場にまたもや好影響を及ぼすのか。
今後もビットコインから一瞬たりとも目を離せない。
\無料アプリを使って/
投稿日時:
著者: CoinPartner 編集部 kenta